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ユナイテッド、インベストメント事業で増収増益 営業利益53億円 2021年3月期第1四半期決算

ユナイテッド

ベンチャー企業への投資を行なうインベストメント事業で、投資先の営業投資有価証券を売却。

ユナイテッド株式会社(以下、ユナイテッド)は、2021年3月期第1四半期決算短信(連結)を8月5日(水)に発表した。当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高79億9492万円(前年同期比31.4%増)、営業利益53億90万円(同212.9%増)、経常利益53億313万円(同218.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は37億665万円(同385.0%増)だった。

経営成績に関する説明

当第1四半期連結累計期間のユナイテッドグループでは、個人向け事業と法人向け事業の2軸により、社会のデジタルトランスフォーメーションを推進するため、「DXプラットフォーム事業」を新しく今後の成長を見込む最注力事業と位置づけた。

また、「インベストメント事業」を「DXプラットフォーム事業」と並ぶ成長期待事業、スマートフォン関連領域に特化した「アドテクノロジー事業」「コンテンツ事業」を収益期待事業と位置づけ、各事業の成長と収益性の改善に取り組んできた。

セグメント毎の業績は以下。

DXプラットフォーム事業
オンラインプログラミング教育事業を運営するキラメックス株式会社(以下、キラメックス)、アプリ・システム開発事業を運営する株式会社ブリューアス(以下、ブリューアス)、ユナイテッド株式会社のDXコンサルティング事業で構成されている。

当第1四半期連結累計期間は、キラメックスを中心に事業成長を継続したことで売上高が増加した。

一方、ブリューアスの事業拡大に向けた開発リソース追加などの先行投資を行なったことで、利益は減少した。

上記の結果、売上高5億2521万円(前年同期比49.6%増)、セグメント損失1712万円(前年同期はセグメント利益3885万円)だった。

インベストメント事業
インベストメント事業は、シード/アーリーステージを中心としたベンチャー企業への投資を行なっている。

当第1四半期連結累計期間は、投資先の営業投資有価証券を売却したこと等の影響で、増収増益となった。

上記の結果、売上高は54億5627万円(前年同期比106.9%増)、セグメント利益は53億8480万円(同116.1%増)となった。

アドテクノロジー事業
アプリ広告領域において、アプリ特化広告配信プラットフォーム「ADeals」、動画広告配信プラットフォーム「VidSpot」を提供し、ウェブ広告領域において、SSP「adstir」、DSP「Bypass」、アドネットワーク「HaiNa」を提供している。

当第1四半期連結累計期間は、収益性重視の運営に移行したことで売上は増加し、利益も増加した。

上記の結果、売上高は14億4475万円(前年同期比15.2%減)、セグメント利益は2億653万円(同49.0%増)となった。

コンテンツ事業
スマートフォン向けアプリやウェブサイトを通した様々なサービスを提供しており、フォッグ株式会社、株式会社インターナショナルスポーツマーケティング、トレイス株式会社、ユナイテッド株式会社が運営するスマートフ
ォン向けゲームアプリ『CocoPPa Play(ココッパプレイ)』により構成されている。

当第1四半期連結累計期間は、前期に実施した事業ポートフォリオの整理に伴い、非継続事業の営業赤字が縮小したことから売上は減少したが、利益が増加した。

上記の結果、売上高は5億7056万円(前年同期比59.4%減)、セグメント利益は2125万円(前年同期はセグメント損失7億837万円)だった。

関連サイト

ユナイテッド株式会社公式サイト
2021年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年3月期第1四半期決算説明資料

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