闘会議2016の会場では「デジゲー博SPECIAL in 闘会議2016」が同時開催されていた。デジゲー博は通常、秋葉原などで定期開催されている自作ゲーム展示・販売イベント 。企業ゲームにはないような斬新な作品、芸術性の高い作品も多い。
ここではスマートフォンを使ったゲームを中心にご紹介する。
★闘会議2016関連記事まとめはこちら≫http://otakuindustry.biz/archives/2664
■たまうさジャンプ!『たまうさジャンプ!』
サークル名・たまうさジャンプ!さんの作品『たまうさジャンプ!』はかわいいウサギの魔物「たまうさ」を操作するアクションゲーム。 冒険者達の攻撃をかいくぐりながら、タイミングよく前進していく。
60種類以上の操作キャラクターや宝物を集めるなど、やりこみ要素も多い。
出展者に作品のこだわりを聞いたところ、「操作キャラクターのデザインにこだわりました。たくさんいるけれど、それぞれモーションも違うんです」と話してくれた。
『たまうさジャンプ!』は現在、完全無料でiOS、Android用に配信されている。
公式サイト:http://c4on.jp/tamausajump/
■bluffman『ARTIFACT ADVENTURE』『ARTIFACT ADVENTURE外伝』
bluffmanさんの作品『ARTIFACT ADVENTURE』はレトロスタイルを追求したファミコン風RPG。新作の『ARTIFACT ADVENTURE外伝』(以下「外伝」)はあえてモノクロにしたゲームボーイ風アクションRPG。
この時代のゲームが好きという人にはたまらないだろう。
▲ファミコン時代の冒険心を思い出すドット絵RPG。文章に漢字がないところもポイント。
▲新作はゲームボーイ風アクションRPG。
出展者によると、『ARTIFACT ADVENTURE』のグラフィックはファミコン時代の『ファイナルファンタジー』をオマージュしたそう。フリーシナリオシステム(ストーリー攻略の順番が決められていない)は『ロマンシング・サガ』風。
「外伝」をゲームボーイ風アクションRPGにしたのは、『聖剣伝説 ~ファイナルファンタジー外伝~』を意識したという。
「昔のゲームが好きだから作りました」と話す出展者の笑顔からは、当時のゲームに対する並々ならない愛情が伝わってくる。
『ARTIFACT ADVENTURE』は現在PCで遊べる。「外伝」は制作中。
スマートフォン向けにはRPG風脱出ゲーム『夢想家脱出!』『死詠み 古の研究所』『無人島脱出!探検家と魔獣の心臓』があるので、PCがないという人はこちらを遊んでみてほしい。
公式サイト:http://bluffman.com/
■ファンテック株式会社 『Working of Rabbian』
『Working of Rabbian』は宇宙からやってきたかわいい生き物「ラビアン」を操作するアクションゲーム。MSXのゲーム『天才!ラビアン大奮戦』をスマートフォン用にアプリ化したものだ。
▲MSXゲームをスマートフォンに移植。色合いが懐かしい。
MSXとは1980年代に提唱されたコンピューターの共通規格、またはそれに沿ったコンピューターのこと。なぜ今そのゲームを移植したのか? 出展者に聞いてみると、驚きの回答が。「『天才!ラビアン大奮戦』は私の親が作ったのです。娘である私が移植しました」作品を親子で受け継ぐとは。レトロゲームファンにとってもありがたいことだ。
『Working of Rabbian』は現在、iOS、Android用に配信されている。続編のパズルゲームも制作中とのことで、リリースを楽しみに待とう。
公式サイト:http://www.fantec.co.jp/rabbian.php
ここからはまだ配信されていない作品を簡単にご紹介。どちらもリリースが待ちどうしい作品なので、今からチェックしておこう。
■Garyu Games 『ニャムコ大戦争』
本作はバンダイナムコエンターテインメントの「カタログIPオープン化プロジェクト」に参加したタワーディフェンスゲーム。パックマン、マッピー、ワギャンなどのキャラクターを出陣させると元々の出演ゲームのジングル(短い音楽)が鳴るというこだわりようだ。
リリースはiOS、Android向けに春、夏頃を予定。
▲ちょこちょこと歩くバンダイナムコのキャラクターがかわいい。
公式サイト:準備中
■irondrill『木造校舎ノ夜』『木造校舎を歩く』
『木造校舎ノ夜』、『木造校舎を歩く 』は趣きのある校舎を探索するVR(バーチャルリアリティ)ゲーム。Gear VR(Galaxy S6 などのスマートフォンを使用するVRビューワー)を使うと、あたかも幽霊が目の前にいるかのように感じられる。
「リリースは3月頃を目指します」とのこと。
▲Gear VR版では立体的に見える。恐怖倍増だ……。
公式サイト:http://iron-drill.com/
※制作中のゲームについては予定が変更されることがあります。
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