1月30日(土)、31日(日)に幕張メッセで行なわれた闘会議2016。そのゲーム音楽ステージでは、古今東西のゲームミュージックがさまざまな演奏家たちによって奏でられた。ここでは30日の様子をレポートする。
最初に登場したのは、日本初のプロゲーム音楽オーケストラ集団であるJAGMO(JApan Game Music Orchestra)。彼らは『ザナルカンドにて』を皮切りに『片翼の天使』、『ビックブリッヂの死闘』などスクウェア・エニックスの大ヒットゲームの名曲の数々を壮大なアレンジで披露し、“最初からクライマックス”なステージの幕を開けた。
BEMANIスペシャルライブでは、人気のリズムゲーム「BEMANI」シリーズのコンポーザーらがバンド編成のライブやDJパフォーマンスで楽しませる。『jubeat』や『SOUND VOLTEX』、『ポップンミュージック』中心の楽曲は人気も高く、会場の熱気がさらに上昇。ラストの『カーテンコール・メモリーズ』では出演者全員がステージに現れ、熱狂のうちにアクトを終えた。
ゲーム音楽ステージでは「ニコニコ動画」出身のアーティストが活躍したのも見逃せない。東京アクティブNEETsが「東方Project」シリーズの楽曲を爆音ジャズアレンジで鳴らせば、「ニコニコエレクトーン奏者集合!」ステージでは「演奏してみた」カテゴリの動画投稿者がエレクトーンのみでニコニコ動画の人気楽曲を弾きこなす。
さらに“先生”と呼ばれる3人による「ロックマン2」演奏では、来場者をステージに呼び込み、生プレイに合わせてフラッシュマンステージのBGM&SE(!)を再現。ニコニコ動画らしい“楽しさ”を追求したステージが連続した。
またステージには演奏家だけでなく、コスプレイヤーも登場。『ラブライブ!』のコスプレイヤー9人がμ’sメンバーさながらに歌い踊ると、その後も続々とコスプレイヤーが登場。ステージに華を添えた。
ゲーム音楽制作会社ノイジークローク所属のバンド・TEKARUは終盤に登場。中條謙自さんをゲストギタリストに迎えたこの日は、彼がコーエーテクモゲームス時代にサウンドディレクターを務めた『討鬼伝』の『鬼討ツモノ』でスタート。彼らは緊張感ある演奏と緩いMCのギャップで魅せつつラストに『428 ~封鎖された渋谷で~』の『茄子』を演奏し、渋くまとあげめる。
初日のトリを務めたのは「Splatoon シオカライブ2016」。シオカラーズ初のリアルライブということで、貴重なステージを見るために集まったファンでフロアは超満員。緑と紫のサイリウム、そして大歓声に迎えられたアオリとホタルの2匹は、バンドを従えて「シオカラ節」など5曲をパフォーマンス。彼女たちは「ハイカラシティで会えるのを楽しみにしているよ!」というメッセージを残し、伝説のステージを終えた。
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