【ハースストーン攻略】大きいミニオンと小さいミニオンの使い方 [初心者脱出! レジェンドへの道 第1回]

 『Hearthstone(ハースストーン)』をプレイしてから1ヶ月でレジェンドランクに到達した超絶ゲーマー、ドラホーさんが教える『ハースストーン』プレイガイドが連載スタート! 本人もドップリという『ハースストーン』の魅力や、勝つためのコツや考え方をわかりやすく解説。これでレジェンドクラスを目指せ!

タイトル

 皆さん初めまして! 『ハースストーン』の攻略記事を執筆するTOGのドラホーです!よろしくお願いします!
 早速ですが、第1回目となる今回は『ハースストーン』というゲームを上達していく上での基本中の基本、ミニオンカード(以下、ミニオン)の効果的な使い方(運用法)について、解説していきたいと思います。

◆ミニオンを扱う上での心構え

 まず、具体的な内容に触れる前に、ミニオン運用の軸となる考え方を覚えましょう。

1.ミニオンがどういう時に強く、どういう時に弱いのかを理解する
2.次の相手のターン、相手がどのようにミニオンを動かしてくるかを考えてミニオンを出す

 まず、1.に関してです。

 ミニオンの中には、どんな状況においても、十分な力を発揮する、またはその逆で、どんな状況においても力を全く発揮しない、というものは存在しません。どんなミニオンにも必ず強い場面、弱い場面が存在します
 それを理解することで、ミニオンを扱う力を、短時間で身につけることが出来るでしょう。

 次に2.についてですが、これは身につくまで少し難しいかもしれません。

 自分が勝利を目指してミニオンを動かすのと同じで、相手もミニオンを動かします。相手の気持ちになって、作戦や次の盤面を考えることで、別のミニオンの動かし方や、ゲーム展開が見えてくると思います。

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▲混戦状態のなかでも、ひとつずつ理由を探して最善手を見つけ出せば、勝利に近づけるはず!

 この2つを意識しながら、実際に行っていくにはどうしたらいいか? という、具体的な方法を教えたいと思います。

◆テンポアドバンテージとボードアドバンテージ、ふたつのアドバンテージを意識する

『ハースストーン』のミニオン運用時は、以下のふたつのアドバンテージ(優位性)を得るために行動するのが基本です。

・テンポアドバンテージ

 これは1ターンの中で、何回ミニオンを出し、呪文を唱えたか、という行動に関するアドバンテージ(優位性)です。
 例えば、あなたが3マナのミニオンを展開したのに対し、相手は2マナのミニオンを展開してターンを終えました。
 この場合、あなたは3マナを使えているのに対し、相手は2マナ分しか使えていないので、あなたは“1マナ分のテンポアドバンテージを得た”ということになります
 テンポアドバンテージを得ていくことで、あなたに有利な盤面を作ることが出来るでしょう。
 よく初心者の方が上級者の方に教えてもらう、「マナは使い切った方がいいよ」というのは、テンポアドバンテージを意識してのアドバイスなのです。

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▲マナクリスタルを使い切るようにカードを出すのが基本。

・ボードアドバンテージ

 これは、盤面に自分のミニオンが多いか、相手のミニオンが多いか、ということを指すアドバンテージです。
 例えば、1枚のミニオンで相手のミニオンを複数倒した場合にボードアドバンテージを得られます。以下の写真で解説しましょう。

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▲あなたが3マナ3/4(パワーが3、タフネスが4)のミニオンで、まずは相手の3マナ3/3のミニオンを撃破。
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▲この場合、あなたの3/4であったミニオンが3/1で残り、相手の3/3のミニオンが破壊される。
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▲そのあと、他の相手の3/3のミニオンとこの3/1が戦闘をした場合、相打ちになる。

 この例では、あなたの3/4のミニオンは、1枚で相手の3/3のミニオンを2体倒したので、“相手に取られていた3/3のミニオン1体分のボードアドバンテージを取り返した”ということになります。。1枚のミニオンで沢山倒せる方が、良い盤面を作りやすくなるよ、ということですね。

◆ミニオンをコストで大小に分けて考える

 それでは、どのミニオンがどんな場面で力を発揮するのかを考えていきましょう。
 まず、ミニオンカードのコストによって小さいミニオンと大きいミニオンに区切って考えていきます

・小さいミニオン(コスト4以下のミニオン)

 小さいミニオンは「テンポアドバンテージを取りやすく、ボードアドバンテージを取りにくい」ものが多いです。
 理由は1体分のマナコストが軽いので、マナクリスタルをちゃんと使い切りやすいですが、サイズが小さいので、大きいミニオンとの戦闘で一方的に負けてしまうことが多いためです。このことから小さいミニオンは序盤に出したり、大きいミニオンと一緒に出して、マナクリスタルを使い切るための調整に使うのが、効率的な使い方だということが考えられます。

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▲マナクリスタルが5の場でも、コストが小さいと1と4のミニオンを出したり、1、2、2と3枚出したりと、様々な出し方ができる。

・大きいミニオン(コスト5以上のミニオン)

 大きいミニオンは、小さいミニオンの逆で、「ボードアドバンテージが取りやすく、テンポアドバンテージが取りにくい」です
 理由はマナコストが大きいので、序盤に出すことが出来ず、後半で出すにしてもマナクリスタルをきっちり使いきれることが少ないためです。
 ただ、小さいミニオンとの戦闘においては、一方的に小さいミニオンを倒すことが可能です。このことから、大きいミニオンは1番早いタイミング(例:5マナのミニオンの場合は5ターン目に)で出して、小さなミニオンをなるべくたくさん倒すのに使うのが強い、ということが考えられます。

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▲マナクリスタルが7の場では、7コストのミニオンの出番。最速で出すことで現状の盤面で最強のミニオンを出すことができる。

 今回紹介した大小のミニオンの使い方を意識するだけで、自然と効率的なミニオン運用に近づくため、勝率が少しアップすると思います。次回は、ミニオンが持つ能力について考えていきます。お楽しみに!

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※2月12日 本文の一部表現を修正いたしました。