ケイブ、『ゴシックは魔法乙女』やゲームアプリの受託開発が業績をけん引 営業利益1600万円 2021年5月期第1四半期決算

ケイブ

主力ゲーム『ゴシックは魔法乙女』がケイブの業績を下支え。独自のライブ配信アプリは2021年3月のリリースに向けて開発中。

株式会社ケイブは、2021年5月期第1四半期決算短信(連結)を10月13日(火)に発表した。当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高4億3700万円、営業利益1600万円、経常利益1800万円、親会社に帰属する四半期純利益500万円だった。

ケイブ 決算

なお、ケイブは、2020年5月期第2四半期連結会計期間より連結財務諸表を作成していることから、2020年5月期第1四半期の数値及び対前年同四半期増減率を記載していない。

ケイブ 決算 ハイライト ケイブ 決算 売上比率

経営成績に関する説明

ケイブグループにおいては、主力サービスであるスマートフォンゲーム『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい』が、2020年4月に5周年を迎え、2020年7月には累計500万ダウンロードを突破した。このゲームでは、固定ファンを飽きさせないイベント運営を継続することで、ユーザー数全体を維持しており、安定的に売上を計上し、広告宣伝費をはじめとしたコストを抑えたが運営にも関わらず、業績をけん引している。

ゴシックは魔法乙女

また、2020年5月期第1四半期に開始したスマートフォンゲームアプリ受託開発についても、開発進むことで受託金額の規模が拡大しており、ケイブグループの売上拡大に貢献しているとのこと。

ケイブ 受託開発

一方で、2020年5月期まで4期連続の営業赤字を計上していることから、業績回復及び企業価値の増大を目指すにあたって、「ゲーム領域以外の事業の創出」が急務であるとのこと。そのことから、2019年11月に連結子会社である株式会社capable(以下、capable)を設立し、マルチチャンネルネットワークビジネスに進出した。capableでは、有名タレントの動画配信マネジメントを中心に事業を展開しているが、現在はまだ投資先行段階にあるそうだ。今後は、有名タレントの動画チャンネルを企業のプロモーションなどに活用することで、業績を拡大し、グループの収益に寄与することを期待している。

オンラインエンターテイメントに関しては、今後も拡大が続くライブ配信市場への進出を目指して、ケイブ独自のライブ配信アプリの開発を、2021年3月のリリースに向けて進めている。2020年11月に台湾で設立予定の子会社は、ライブ配信アプリのアジア圏をはじめとするグローバル展開やグローバル展開可能な新規事業の創出、開発を目指しており、日本だけでなく、中華圏、東南アジア、欧米といった海外マーケットの需要を取り込み、事業拡大を目的にしている。

ケイブ ライブアプリ

また、2020年3月31日にはケイブが幹事会社になり、株式会社テレビ朝日を含む3社が出資者となるスマートフォンゲーム製作委員会(名称未定)を設立した。当該スマートフォンゲームのプロデューサーは、ケイブの取締役である岡本吉起氏が担当し、ケイブはパブリッシャーとしてゲームを運営する予定だが、リリース時期は未定とのこと。

ケイブ 制作委員会

関連サイト

株式会社ケイブ公式サイト
2021年5月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年5月期第1四半期決算補足資料

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