新型コロナウイルス感染症の影響で地方ショッピングモール店舗の売上が減少。海外子会社は清算を順次開始。
株式会社ヴィレッジヴァンガードコーポレーション(以下、ヴィレヴァン)は、2021年5月期第1四半期決算短信(連結)を10月15日(木)に発表した。当第1四半期連結累計期間は、売上高68億4300万円(前年同期比16.9%減)、営業損失1億5400万円(前年同期は営業利益1億8200万円)、経常損失1億6000万円(前年同期は経常利益1億8500万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失1億8100万円(前期は親会社株主に帰属する四半期純利益1億2400万円)だった。
経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間のヴィレヴァングループは、顧客と従業員の安全を最優先に考え、消毒と清掃の強化、身体的距離の確保、従業員の検温などといった新型コロナウイルスの感染防止対策を行ないながら店舗を運営してきた。
また、ライブ配信やオンラインでのコラボグッズ販売など、自宅でも楽しめる新しいヴィレッジヴァンガードの形の模索も行なっている。
店舗数に関しては、直営店3店を新規出店し、直営店3店を閉鎖したことで、当第1四半期連結会計期間末の店舗数は、直営店336店、FC店5店の合計341店となった。
セグメント毎の業績は以下。
ヴィレッジヴァンガード
当第1四半期連結累計期間の業績に関しては、仕入のコントロール、アウトレット店舗での在庫の消化、販売費と一般管理費の削減に継続的に取り組んだが、収益は減少した。
上記の結果、売上高は67億100万円(前年同期比17.0%減)、営業損失は1億6500万円(前期は営業利益1億8500万円)だった。
その他
株式会社Village Vanguard Webbed(以下、Village Vanguard Webbed)に関しては、日本国内で書籍やSPICE、ニューメディアのオンライン販売を行なっており、クリエーターが作成した商品、アーティストとのコラボ商品など、面白味のある商品を扱っている。
また、海外事業として、海外子会社が2社あるが、比利缇卡(上海)商贸有限公司については2016年3月末をもって店舗を閉鎖、TITICACA HONGKONG LIMITEDに関しても2017年6月末をもって店舗を閉鎖した。今後は順次、会社清算へ向けた手続を進めていくとのこと。
子会社(Village Vanguard Webbed及び海外子会社2社)の当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高2億500万円(前年同期比2.5%減)、営業利益700万円(前年同期は営業損失300万円)となった。
関連サイト
株式会社ヴィレッジヴァンガードコーポレーション公式サイト
2021年5月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年5月期第1四半期決算説明資料