『DQタクト』の好調に加えて、第7回新株予約権の行使で21億円を調達。手元資金の状況が改善。
株式会社Aiming(以下、Aiming)は、2020年12月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)を10月30日(金)に発表した。当第3四半期累計期間の経営成績は、売上高81億9300万円(前年同期比92.8%増)、営業利益12億5600万円、経常利益12億4100万円、四半期純利益10億6000万円となった。
Aimingは、2019年12月期第1四半期より非連結での業績を開示しており、そのため、2019年12月期第3四半期の対前年同四半期増減率については記載していないとのこと。
経営成績に関する説明
2020年7月16日に株式会社スクウェア・エニックスとの共同開発タイトル『ドラゴンクエストタクト(DQタクト)』の正式サービスを開始し、売上高が四半期を通して高い水準で推移した。このタイトルについては、翌四半期以降も、継続して業績に貢献することが見込まれている。
また、サービス中タイトルの減少と開発中タイトルの本数を鑑み、台湾スタジオの従業員数の最適化を実施した。さらに、2020年4月1日を効力発生日として、株式会社ドキドキグルーヴワークスへ大阪スタジオを譲渡しており、人件費や拠点維持にかかる費用が削減された結果、当第3四半期累計期間の業績は、営業利益12億5686万6千円、経常利益12億4191万4千円、四半期純利益10億6067万8千円となった。
財務面については、当第3四半期累計期間までにおいて、2020年3月6日に発行した第7回新株予約権のすべての行使が行われ、21億1853万4千円の資金を調達したことにより、手元資金の状況は改善された。
なお、手元資金の状況は改善されたものの、ゲームタイトルの開発やサービス中タイトルの運営には多くの資金を必要とするため、今後も市場の状況を鑑みながら、必要に応じて様々な資金調達方法を検討していく。