カヤック、ハイパーカジュアルゲームの好調や受託案件の増加で増収増益 営業利益5億円 2020年12月期第3四半期決算

カヤック

ハイパーカジュアルゲームとカヤックアキバスタジオの受託案件が好調。移住プラットフォーム「SMOUT」の拡大でちいき資本主義の売上も増加。

株式会社カヤックは、2020年12月期第3四半期決算短信(連結)を11月12日(木)に発表した。当第3四半期連結累計期間の売上高は62億3280万円(前年同期比37.4%増)、営業利益は5億540万円(前年同期は営業損失5億5893万円)、経常利益は5億1282万円(前年同期は経常損失5億8704万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億4113万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失2億3474万円)だった。

カヤック 決算 カヤック 決算概要 カヤック 決算 四半期 推移

経営成績に関する説明

クライアントワーク
スマートフォンの普及や新技術の出現を背景に、WEB領域にとどまらないリアルと連動した案件が増加傾向にあったが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、リアルイベントの開催中止や延期などが起きた。

上記の結果、売上高14億5565万円(前年同期比6.1%減)となった。

カヤック クライアント 売上

ゲーム
『ぼくらの甲子園!ポケット』や『キン肉マン マッスルショット』、ハイパーカジュアルゲームと、株式会社カヤックアキバスタジオ(以下、カヤックアキバスタジオ)での受託ゲーム開発が売上高の大部分を占めている。

ハイパーカジュアルゲームの『Park Master』や『Noodle Master』『Paint Dropper』が、全世界で合計1億ダウンロードを超え、好調に推移している。それに加えて、カヤックアキバスタジオでの受託案件も拡大している。

上記の結果、売上高は30億1089万円(前年同期比85.8%増)となった。

カヤック ゲーム 売上

ゲームコミュニティ
ウェルプレイド株式会社のesports事業や、スマートフォンゲームに特化したコミュニティの「Lobi」、トーナメントプラットフォームの「Tonamel(トナメル)」が売上の大部分を占めており、当第3四半期連結累計期間においては、Tonamelの大会開催数が前年同期比5.3%増の1814件となり、着実に成長を続けている。

上記の結果、売上高は10億4063万円(前年同期比42.5%増)となった

カヤック ゲームコミュニティ 売上

ちいき資本主義
移住プラットフォームサービス「SMOUT」、通貨コミュニティサービス「まちのコイン」、地域プロモーションの受託、鎌倉市内で展開するまちづくり事業などのサービスが、売上の大部分を占めている。

SMOUTのユーザー数は、前四半期末比37%増の1.96万人となり、順調に拡大している。

上記の結果、売上高は2億1214万円(前年同期比165.7%増)だった。

カヤック ちいき 売上

その他サービス
ブライダルプラットフォーム「プラコレWedding」は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う業績悪化傾向からは脱したが、売上は引き続き低調な推移となっている。

一方で、子会社で展開している不動産仲介サービスは、緩やかな回復傾向にある。

上記の結果、売上高は5億1347万円(前年同期比7.5%減)となった。

カヤック その他 売上

関連サイト

株式会社カヤック公式サイト
2020年12月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年12月期第3四半期決算説明会資料

カヤック