主力ゲーム『ゴシックは魔法乙女』に加えて、新作タイトル『ワールドウィッチーズ UNITED FRONT』が売上に貢献。
株式会社ケイブ(以下、ケイブ)は、2021年5月期第2四半期決算短信〔日本基準〕を1月14日(木)に発表した。当第2四半期連結累計期間の業績は売上高8億7100万円(前年同期比18.7%増)、営業損失3000万円(前年同期は営業損失1億1000万円)、経常損失は2800万円(前年同期は経常損失1億1300万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は3900万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失1億1900万円)だった。
経営成績に関する説明
主力のスマートフォンゲーム『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい(ゴ魔乙)』が2020年4月で5周年を迎え、7月には累計500万ダウンロードを突破した。このゲームでは、固定ファンを飽きさせないイベント運営を継続することでユーザー数全体を維持しており、ケイブグループの業績をけん引している。
株式会社KADOKAWAと株式会社フォワードワークスによる新作スマートフォンゲームアプリの受託開発については、2020年10月13日に『ワールドウィッチーズ UNITED FRONT(ユナフロ)』のサービスを開始。アプリの受託開発後、運営の受託も開始し、売上に寄与している。
一方で、業績回復と企業価値の向上を目指すにあたり、「ゲーム領域以外の事業の創出」が急務であるとしており、2019年11月に連結子会社である株式会社capable(以下、capable)を設立した。
capableでは、有名タレントの動画配信マネジメントを中心に事業を展開しており、それらの動画チャンネルを企業のプロモーションなどに活用してもらうことで業績を拡大し、ケイブグループの業績に寄与することに期待している。
また、今後も拡大が続くと想定されるライブ配信市場への進出を目指して、対面占いライブ配信サービス『占占(sensen)』を2021年3月のプレオープンに向けて開発している。
2020年12月29日に設立した海外子会社である凱樂數位股份有限公司は、ライブ配信アプリなどで、アジア圏をはじめとするグローバル展開やグローバル展開可能な新規事業の創出、開発を目指しており、日本だけでなく、中華圏、東南アジア、欧米などの海外マーケットの需要を取り込み、事業の拡大を目指している。
なお、2020年3月31日にケイブが幹事会社になり、株式会社テレビ朝日を含む3社を出資者として設立したスマートフォンゲーム製作委員会(名称未定)については、ケイブ取締役の岡本吉起氏がプロデューサーを担当し、ケイブがパブリッシャーとしてゲームを運営する予定だが、リリース時期は未定となっている。
関連サイト
株式会社ケイブ公式サイト
2021年5月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年5月期第2四半期決算説明資料