ゲームの受託開発・受託運営を行なうゲーム事業が業績に貢献。auショップなどを運営するモバイル事業はコロナ禍で苦戦。
株式会社エヌジェイホールディングス(以下、エヌジェイHD)は、2021年6月期第2四半期決算短信(連結)を2月10日(水)に発表した。当第2四半期連結累計期間の売上高は59億2400万円、営業利益は7900万円、経常利益は7100万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は1400万円だった。
なお、エヌジェイHDは、前期(2020年6月期)において決算期を変更したことで、2019年4月1日から2020年6月30日までの15か月決算となっている。これに伴い、前第2四半期連結累計期間(2019年4月1日から2019年9月30日)と当第2四半期連結累計期間(2020年7月1日から2020年12月31日)は期間が異なるため、前年同四半期との増減比較については記載していない。
経営成績に関する説明
ゲーム事業
株式会社ゲームスタジオや株式会社トライエース、株式会社ウィットワン、株式会社ウィットワン沖縄、株式会社テックフラッグでゲームの受託開発、受託運営などを行なっている。
当第2四半期連結累計期間の売上高については、受注済み案件を中心に概ね堅調に推移した。
セグメント利益については、受託開発において、要求仕様や開発スケジュールなどの影響で原価率が当初想定より増加したことと、ゲーム運営サポートにおいて、運営サポートタイトルのサービス終了に伴う派遣の終了により、人員の稼働率が低下したことから、想定より下回った。
上記の結果、売上高は46億4400万円、セグメント利益は2億4600万円だった。
モバイル事業
株式会社ネプロクリエイトにてauショップなどのキャリアショップ、複数の通信事業者の端末やサービスを取り扱う販売店PiPoPark(ピポパーク)を運営している。
当第2四半期連結累計期間の売上高については、一昨年の分離プランと値引き規制等の法改正の施行以降、販売台数が低調に推移するなか、コロナ禍が長期化した影響もあり、来店数も前年を下回る状態が続いた。
セグメント利益に関しては、キャリアショップ部門において、3G停波に伴う買い替えの促進を強化したが、コロナ禍の長期化の影響もあり、来店数が前年を下回って推移した。販売店部門においては、格安SIMの販売に取り組んできたが、通信事業者より割安の新料金プランが発表されるなど、訴求力が低下し、販売計画を大きく下回って推移した。
上記の結果、売上高は12億5000万円、セグメント利益は1100万円だった。
その他
クレジット決済事業などを行なっている。
当第2四半期連結累計期間の売上高は3400万円、セグメント利益は800万円だった。
関連サイト
株式会社エヌジェイホールディングス公式サイト
2021年6月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年6月期第2四半期決算説明資料