アニメ制作会社によるデザインの模倣、盗用が多数発覚。製作委員会で協議の結果、信頼関係の欠如により、制作続行は不可能と判断。
テレビアニメ「東京BABYLON 2021」の製作委員会であるTOKYO BABYLON 2021 PROJECTは、同委員会内で協議を重ねた結果、「東京BABYLON 2021」の制作中止が決定したことを発表した。
「東京BABYLON 2021」は、マンガ家集団「CLAMP」が株式会社新書館のマンガ雑誌「サウス」と「月刊ウィングス」で1990年から1993年にかけて連載していたマンガ作品「東京BABYLON」を原作としたテレビアニメで、2021年内に放送開始する予定となっていた。
今回の制作中止の決定は、2020年にアニメーション制作を担っていた会社が発表した作品ビジュアルとキャラクター設定イラストの衣装について、既存デザインの模倣、盗用が発覚して問題となっていたが、その後、製作委員会として見直しを行なったところ、問題が発覚したデザイン以外にも多数の模倣、盗用があることが判明したためだという。
これを受けて、製作委員会内で協議を重ねたが、度重なる問題発覚によって現アニメ制作会社との信頼関係が欠如し、制作続行は不可能との判断に至ったとのこと。
このプロジェクトの中止に伴って、アニメ公式サイトやTwitter、インスタグラムは4月30日をもって閉鎖となるそうだ。
テレビアニメについては、原作者の「CLAMP」と製作委員会で協議を行ない、まったく新しい制作体制で再出発を目指すとのこと
TVアニメ「東京BABYLON 2021」プロジェクト制作中止のご報告https://t.co/b2IgjKGSKN pic.twitter.com/6ClLsEXx8a
— TVアニメ「東京BABYLON 2021」公式 (@tokyobabylon21) March 29, 2021