オンキヨーホームエンターテイメント、モバイルゲーミングデバイス市場に参入

主力事業のひとつであるゲーミング事業を拡大。アメリカのBackboneが開発したiPhone用ゲームパッド「Backbone One」を発売。

オンキヨーホームエンターテイメント株式会社（以下、オンキヨーホームエンターテイメント）は、主力事業のひとつであるゲーミング事業において、アメリカのBackbone labs, Inc（以下、Backbone labs）が開発した、iPhoneで新しいゲーム体験を可能にする「Backbone One」を4月20日に数量限定で販売し、モバイルゲームデバイス市場に参入することを発表した。

オンキヨーホームエンターテイメントは、70年以上にわたってオーディオ機器メーカーとして、高音質技術や人間工学に基づいた装着感を高めた商品を提供し、オーディオと呼ばれる分野以外にも、スマートスピーカーやAI、補聴器などでの音質技術を提供を行なっている。

ゲーミング市場でも、ゲーミングデバイス向けブランド「SHIDO」において、プロゲーマーも認める、音に関するノウハウの活用や使い勝手を向上させる提案を具現化する取り組みを行っており、これからのゲーム機器は、ゲームと音の関係がますます重要になると考え、オーディオで培った技術財産を活用し、事業発展をさせることを目的に、モバイルゲームデバイス市場への参入を決定した。

今回販売する「Backbone One」は、2020年のホリデーシーズンにアメリカで発売したゲームパッドで、「WIRED」や「The Verge」「Polygon」「TechCrunch」などのメディアで取りあげられ、多数の好意的なレビューが寄せられた。

iPhoneに接続し、Backboneボタンを押してアプリを開くだけでゲームが遊べ、『Minecraft』や『Asphalt 9：Legends』『Call of Duty』に加え、Apple Arcadeで配信する100以上の様々なジャンルの多くのゲームに対応しているとのこと。

また、キャプチャボタンを押すだけでプレイ内容が記録でき、InstagramストーリーやiMessageなどのSNSにも投稿可能。さらにボイスチャット機能や、仲間がゲームのプレイを開始したことを伝える通知機能も備わっており、単なるゲームコントローラーではなくソーシャルゲーム機としても楽しめるそうだ。

オンキヨーホームエンターテイメントのゲーミング事業では、「SHIDO」ブランドを展開しているが、今後、Backbone labsとモバイルゲームカテゴリーにおける製品開発提携を行なうなど、モバイルゲーム市場をターゲットに、ゲーミング事業を加速的な成長を目指すとのこと。