新作ゲームの貢献や、バーチャルライブ配信アプリ「REALITY」の成長などにより、グループ収益が前年同期比で増加。
グリー株式会社（以下、グリー）は、2021年6月期第3四半期決算短信（連結）を5月10日（月）に発表した。当第3四半期連結累計期間のグループ業績は、売上高428億2000万円（前年同期比10.2％減）、営業利益38億8000万円（同20.1％増）、経常利益91億6000万円（同110.2％増）、親会社株主に帰属する四半期純利益93億2600万円（同97.7％増）だった。
経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間における、主力のゲーム領域では、引き続きブラウザゲームのコイン消費が減少しているが、既存のスマートフォン向けアプリゲームの長期運営体制による収益安定化と、海外展開による収益力向上に取り組んでいる。それと同時に、新規アプリゲームの開発も進めている。
ライブエンターテインメント領域においては、バーチャルライブ配信アプリ「REALITY」の機能強化やコンテンツ拡充を進めてきた。
広告・メディア領域に関しては、メディア力の強化とユーザー基盤の拡大を進めてきた。
グリーグループにおける新型コロナウイルス感染症の拡大に関する影響は、広告・メディア領域において一部のメディアで影響を受けたが、ゲーム領域とライブエンターテインメント領域への影響は限定的だった。
また、当四半期は、グリーが出資するファンドが保有株式を売却したことによる投資事業組合運用益49億6100万円、グリー保有株式を一部売却したことによる投資有価証券売却益16億3900万円を計上し、これらの投資利益等を繰越欠損金に係る繰延税金資産の回収可能性に加味した結果、法人税等の見積実効税率が減少し、法人税などが減少した。
関連サイト
グリー株式会社公式サイト
2021年6月期第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
2021年6月期第3四半期決算説明資料
