スクウェア・エニックスHD、前年の⼤型タイトルの反動減で減収減益営業利益173億円 2022年3月期第1四半期決算短信

前年に『FINAL FANTASY VII REMAKE』の販売があったことから前年同期比で減収に。MMO分野では『ファイナルファンタジーXIV』の好調で増収。

株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス（以下、スクエニHD）は、2022年3月期第1四半期決算短信（連結）を8月5日（木）に発表した。当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高は886億400万円(前年同期比1.8％増)、営業利益は173億1600万円(前年同期比29.5％減)、経常利益は176億6100万円(前年同期比26.9％減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は126億5500万円（前年同期比11.9％減）となった。

経営成績に関する説明

スクエニHDグループは、報告セグメントをデジタルエンタテインメント事業、アミューズメント事業、出版事業、及びライツ・プロパティ等事業と定め、各々のセグメントにおいて、事業基盤の強化と収益力の向上につとめている。

当第1四半期連結累計期間の報告セグメント別の状況は次のとおり。

デジタルエンタテインメント事業
ゲームを中心とするデジタルエンタテインメント・コンテンツの企画、開発、販売及び運営を行なっている。デジタルエンタテインメント・コンテンツは、顧客のライフスタイルにあわせて、家庭用ゲーム機 (携帯ゲーム機含む)、PC、スマートデバイス等、多様な利用環境に対応している。

当第1四半期連結累計期間のHD（High-Definition：ハイディフィニション）ゲームにおいて、『Outriders』、『NieR Replicant ver.1.22474487139… 』などの発売があったものの、前年に『FINAL FANTASY VII REMAKE』の発売があったことから、前年同期比で減収となった。

MMO（多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム）においては、『ファイナルファンタジーXIV』の月額課金会員数が増加したことにより、前年同期比で増収となった。

スマートデバイス・PCブラウザ等をプラットフォームとしたコンテンツにおいては、前期の第2四半期以降に投入した『ドラゴンクエストタクト』、『オクトパストラベラー大陸の覇者』及び『NieR Re[in]carnation』の収益貢献があったことに加え、収益認識に関する会計基準の適用によって収益の表示方法を変更したことから、前年同期比で増収となった。