既存タイトルの売上増加も、新規タイトルがなかったことで売上減。DMMとの協業でオンラインクレーンゲームに進出。
株式会社オルトプラス(以下、オルトプラス)は、2021年9月期第3四半期決算短信(連結)を8月12日に発表した。当第3四半期連結累計期間における売上高は56億1854万8000円(前年同四半期比33.2%増)、営業損失は3億5545万1000円 (前年同四半期は2億5743万7000円の営業損失)、経常損失は2億349万7000円(前年同四半期は2億3838万9000円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は2億4282万8000円(前年同四半期は1億7433万9000円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となった。
経営成績に関する説明
オルトプラスグループにおいては、従業員が安全かつ安心して業務遂行できるようリモートワーク(在宅勤務)体制への移行、会議のオンライン化、フレックスタイム制の導入、契約書・請求書等の書面の電子化推進、在宅勤務手当の支給、在宅勤務と育児を両立させるための特別休暇制度やワクチン接種のための特別休暇制度の創設などの対策に取り組んできた。
このような事業環境の下、ゲーム事業では、前連結会計年度にリリースした主力タイトルを中心にきめ細かなユーザー施策等を実施し、前年同期比で売上が増加したが、当連結会計年度において新たなタイトルリリース、新規の運営受託等が無かったことから、前四半期連結会計期間比では売上が減少した。
費用面においては運営タイトルの買収や新たな取り組みに対応する為の人材の先行採用による人件費の増加や広告宣伝費の増加、新規タイトル開発にかかる費用計上により増加した。また、買収時に想定した収益計画に達していないタイトル及び子会社にかかる無形固定資産及びのれんの減損損失として、特別損失3556万6000円を計上した。なお、当四半期会計期間において運営委託先との協議により1タイトルの運営を終了したことから、当第3四半期連結会計期間末の運営タイトル数は11タイトル(自社パブリッシングタイトル8、運営受託タイトル3)となった。
ゲーム関連事業では、引き続き国内ゲーム市場の拡大の影響を受けて、各ゲーム事業会社の人材ニーズが底堅く推移していることから、プランナー・エンジニア・デザイナー等の人材マッチングの件数が増加し、売上が増加した。費用面については、営業力強化のための人材確保や知名度アップのためオンラインセミナーの開催等による先行投資によりコストが増加した。