当第3四半期に1タイトルの運営を終了。2021年9月末時点で32タイトルを運営。スポーツDX事業は引き続き事業拡大を狙う。
株式会社マイネット(以下、マイネット)は、2021年12月期第3四半期決算短信[日本基準](連結)を11月12日に発表した。当第3四半期連結累計期間の売上高は79億8820万3000円(前年同期比8.9%減)、営業利益は5億3979万1000円(同48.8%減)、経常利益は5億1428万3000円(同50.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億2935万5000円(同51.0%減)となった。
経営成績の説明
当第3四半期連結累計期間のマイネットグループは、スマートフォンゲームの運営に特化したゲームサービス事業を主力事業としている。既にリリースされているゲームタイトルをゲームメーカーから買取や協業、またはM&Aで仕入れ、国内最大数のタイトル運営で蓄積したデータ・アセット・ノウハウをシェアリングすることで収益性を高め、タイトルの長期利益化・長期運営を実現している。
また、マイネットは、既存産業のDXが進む2020年代において「デジタルの力で繋がりを拡張する」というミッションの下、強みのDX技能をゲーム領域に加えスポーツ領域のコンテンツとコミュニティに投下し、クラブDXとファンタジースポーツとして事業化に取り組んでいる。
当第3四半期においては、巣ごもり特需の終了による既存タイトルの落ち込みと、新規獲得の遅れにより、前年同期比で減収減益となった。一方で中長期では国内スマートフォンゲーム市場は堅調に伸び続けており、マイネットのターゲット市場規模も順調に拡大すると想定している。マイネットにおいても、引き続き、獲得後の長期運営に必要な運営力、新規獲得に必要な競争力・渉外力を強化しながら、主力事業のゲームサービス事業の再成長を目指している。
また、当第3四半期において、1タイトルのエンディングを行ない、2021年9月末時点での運営タイトル数は32となっている。
クラブDX事業では、FC琉球の物販・ファンクラブ事業において、デジタルインフラの構築、業務フローの全体最適化によって、継続的な成果を得ることができている。2021年9月には、滋賀県大津市をホームとするプロバスケットボールクラブを運営する株式会社滋賀レイクスターズの株式75%を取得し、FC琉球との取組みで示したマイネットのDX技能を活用しクラブDX事業の横展開を開始した。
ファンタジースポーツにおいては、新たな競技への横展開となる「B.LEAGUE#LIVE2021」を2022年の1Qにローンチすることが決定した。また、2021年6月にローンチした「プロ野球#LIVE2021」のKPI分析、検証を進めるとともに、22年シーズン向けとなる「プロ野球#LIVE2022」のローンチに向けた準備を進行している。国内のファンタジースポーツ領域のNo.1を目指し、省庁を含めた議論の場への情報提供を行ない、適正な国内市場の形成を牽引し、NFTと掛け合わせることで、事業成長を加速させていく。
なお、当第3四半期において、マイネットグループにおける新型コロナウイルスの影響は限定的となっている。