◆5月上旬の『Ingress』ニュース
★Artifact「Lightman XM Shards」をもうちょっと詳しく!
前回のこのコーナーでもお伝えしましたが、5月8日、再びArtifactが現れました。
▲右下に並ぶアイコンの真ん中あたり、「字幕」を押して、その右の歯車「設定」から「日本語」を選ぶと、自動翻訳ながら字幕が表示される。
今回のArtifactはSTEIN LIGHTMANという人物がもたらしたもので、例によって41個に分割されて世界中に出現、このうち3つが日本に現われました。茨城県、奈良県、沖縄県です。
▲この人がスタイン・ライトマン。量子神学者。ナイアンティック・ラボの自称専門家で、グリフのエキスパートのようだ。写真は筆者が所有する<不審者>カード。昨年11月に行なわれた有志イベントに、ゲストで来場したNiantic Labsの川島さんからいただきました。日本国内ではあまり持っている人がいないらしく貴重なものだそうです。
今回は今までとちょっと違ったルールが存在します。大きな違いは3つ。
・12時間間隔で移動する(前回の#Shoninでは6時間)
・ただし移動間隔は時間が経過しイベント終了時間に近づくにつれて短くなっていく
・ゴールはResistanceがアメリカ・サンタモニカ、Enlightenedが台湾・基隆市ですが、あるタイミング(5月末?)でゴールの陣営が入れ替わる
すでに争奪戦は始まっており、奈良に現れた「Shards #25」はEnlightenedが支配して潮岬へ運搬されていましたが、5月11日の時点ではResistanceが奪取に成功し、静岡県焼津市まで移動させました。
つくば市に現れた「Shards #10」は、5月15日現在、いまだ茨城県にとどまっています。Resistance陣営の現在のゴールはサンタモニカ。海を渡らねば送ることができないため、ゴールが切り替わるまで保持するのではと推測されます。
……というように、ArtifactイベントはXM Anomalyとまた違った楽しさがありますので、参加が可能な方は是非Google+やGoogleハングアウトで情報を集めて、参加意思を表明してみてください。
▲つくば市に現れた#10。5月12日時点でまだつくば市から出ていませんでしたが、15日には常澄駅に来ています。でもまだ茨城。
▲奈良に現れた#25。5月15日時点で潮岬から伊豆を経由して焼津。それから西に戻って静岡北部の千頭駅にあります。
▲沖縄に現れた#36。5月15日では西にちょっと行った離島の久米島にあります。ゴールがある台湾の北端に#32、#33がすでに集められています。
◆メダルの実績を理解しよう ~構築系の実績は、創意工夫で資材を集める
今回から紹介するメダルは、構築系のメダルとなります。敵陣営レゾネーターを破壊して、ポータルをHack。自分のレゾネーターを設置してリンクしてControl Field(コントロールフィールド、以下CF)を作って……という実績がメインです。
★「Builder」はレゾネーター不足をどうやって解消するかがカギ
構築系の基本となるメダルが「Builder」です。ポータルに対して設置したレゾネーターの数がそのまま実績となります。Goldを目指すには30000個の設置が必要となります。
ポータルに設置できるレゾネーターに対して、ひとりのエージェントができることは以下のとおりです。
・レベル7、8のレゾネーターは1つずつ設置できる。
・レベル5、6のレゾネーターは2つずつ設置できる。
・レベル2、3、4のレゾネーターは4つずつ設置できる。
・レベル1のレゾネーターは8つ設置できる。
100か所の中立ポータルにひとりで全部レゾネーターを設置したと仮定しましょう。高レベルのものから挿した場合、レベル7、8は各100個、レベル4、5、6は各200個、合計800個のレゾネーターを準備する必要があります。結果、複数設置可能なレベル6以下のレゾネーターが不足してしまいます。
特に盲点となるのはレベル4以下のレゾネーターです。なぜかというと、ひとりで上位レベルのレゾネーターから設置していくと8→7→6→6→5→5→4→4となり、その結果、そのポータルレベルは5となります。レベル5のポータルをHackすることになりますので、どうしてもレゾネーターもレベル5のものが手に入りやすくなり、2本ずつ使うレベル4のレゾネーターが不足してきてしまいます。
★そこで設置とHackのタイミングを工夫、レベル4レゾネーターを手に入れる
このとき、うまく設置することでレベル4を補給することができます。設置順を8→7→6→6→5→5までの6つ設置した状態でいったんやめます。するとレゾネーターの合計レベルが8+7+6+6+5+5=37で、これを8で割ると4.75となり、小数点以下切り捨てでポータルレベルは4となるのです。
ここでグリフハックしましょう。レベル4ポータルの出題数は3ですので、全問正解の難易度も下がって、多く手に入ります。
このように、ポータルレベル5以下は自分で調整できます。実際、上級エージェントは、レベル4以下のレゾネーターをこうして現地調達しているようです。
★レベル1レゾネーターから設置する場合は最大45個設置可能
なるべく動きまわらずに、「Builder」の実績を稼ぐには、低レベルのレゾネーターから設置してアップグレードさせていくパターンがあります。
レベル1を8箇所設置したら、そのうち1か所だけを順にアップグレードさせていきます。
レベル8になったら隣のスロットでアップグレードをかけてレベル7にします。こうやっていくことで1つのポータルに対して、最大45本のレゾネーターを設置することが可能となります。
設置していくパターンはこのようになります。
まずは1を全部に挿します。
11111111
どこか1本を2にして、そこを8まで上げます。
21111111
……
71111111
81111111
1本めを8まであげたので、次は隣を7まで上げます。
82111111
83111111
……
86111111
87111111
3本目は6まで、以後同じ要領です。
87611111
87661111
87665511
87665544
この方法は移動せずに設置するということで体は楽なのですが、あっというまに低レベルレゾネーターが枯渇します。事前に十分な資材を用意する必要があります。実績の追い込みをかけるときはこの方法が早いと思います。
★レベル8のレゾネーターはファームでまとめて調達
低レベルのレゾネーターの調達は上記のように自分でなんとでもなるのですが、アップグレードによってもBuilderの実績は増えますので、ガンガンアップグレードしていると、今度は高レベルのレゾネーター、とくにレベル8が不足してきます。
ポータルをHackして獲得できるアイテムのレベルはポータルレベルの±2で、レベル6のポータルでレベル8のレゾネーターが出る可能性はありますが、確率はかなり低く、効率がよくありません。
レベル7のポータルならもう少し確率がよくなりますが、それでもレベル8のポータルが出す数とは雲泥の差があります。
当然ながら、レベル8のポータルを作るにはレベル8以上のエージェントが8人必要で、なかなか成立しません。
というわけで、まとめてレベル8レゾネーターを補給したいとなれば、各陣営が維持しているファームへでかけることが一番手っ取り早くなります。Intel Mapを駆使してファームを探すか、都会ならば毎日どこかで開催されているフラッシュファームの情報をGoogle+やハングアウトなどを通じて入手して、そこへ参加することになります。レゾネーターの確保だけでなく、同時にXMPBursterも手に入りますので積極的に参加したいところです。
★「Connector」、「MindController」は多重CFメインで。激戦区にも出かけてみる
「Connector」は単純にリンクした数、「MindControler」は作成したCFの数が対象となります。
効率よくリンク、CFをかせぐなら多重CFをつくるのが一番早いです。こちらは初心者編で多重CFの解説を行なっていますので参考にしてください。
今日から始めるIngress入門・10:多重Control Field(CF)の基本にチャレンジ!!
http://otakuindustry.biz/archives/1346&cid=22
今日から始めるIngress入門・11:覚えておきたい多重Control Field応用編と新イベント#Persepolis !
http://otakuindustry.biz/archives/1416&cid=22
★戦場でリンクを稼ぐ
ひとりで落ち着いてリンクやCFを作成できる状況であれば、多重CFを狙って稼ぐのが一番なのですが、他のエージェントも活動している以上、なかなかそういうわけにもいきません。
そうなると、次は単純なリンク、CFをたくさん作っていきたいですが、このとき、攻防の激戦区である巨大ターミナル周辺や観光地に行きましょう。
激戦区においては、帰宅時などに、持ちきれないポータルキーを放棄するエージェントが多いのです。それらを回収し、そのポータルキーでリンクを作ります。自分でHackしてキーを集めるのは限界がありますので、落ちているキーまで使っていくと、自分のもっている資源以上にリンクを作ることが可能となるのです。自分の手持ちの資源があまりなかったとしても、この手を使えばどんどんリンクを作れます。
新陳代謝が激しいエリアでは、高レベルポータルが生まれにくいので、逆にHackにより低レベルレゾネーターをどんどん手に入ります。リンクに行き詰ったら、今度はそれらを使って、一緒にBuilderの実績を稼ぐこともできます。
低レベルポータルが多いということは、ある程度離れた場所からの無茶なリンクであっても、すぐに壊されてしまうので、リンクマナーも気にすることがありません。激戦区ならでは……ということで、気楽にガンガンやりましょう。