▲廃墟となった無人島「軍艦島」へようこそ……。
軍艦島--。
ホラーやアドベンチャーが好きな人達にとって、そこは一度は訪れたい「聖地」のような場所かもしれません。
長崎県にあるこの島はもともと炭鉱によって栄えていましたが、現在は廃墟だけが残る無人島になっています。世界文化遺産に登録されたというニュースはまだ記憶に新しいですね。
本作『脱出ゲーム 軍艦島からの脱出』は、そんな軍艦島を舞台にミステリアスな大冒険をする脱出ゲームです! 軍艦島好きの方はこの時点で「よし! ダウンロードURLをくれ!」と思うかもしれませんが、一応もうちょっとご紹介します。
▲グラフィックが綺麗! 本当に軍艦島に来たみたい……。
本作はグラフィックがとてもリアルで、実際に軍艦島に来てしまったかのような没入感です。
雑然としたガラクタ、ヒビ入った壁、建物を犯す植物……。随所に作り手のこだわりを感じます。
ゲームの始まりはこの手術室。主人公は記憶喪失状態で目覚め、真相を知るために島中を探索します。
探索方法は一般的な脱出ゲームと同じ。気になるところをタップで調べたり、アイテム同士を組み合わせたりして、謎を解いていきます。
一部、端末を傾けたり振ったりする場面もあり、スマートフォンゲームならではの謎解きになっています。
▲島中、鍵だらけ! 「お医者さん、なぜ救急箱に鍵をつけたのですか!? 救急に必要だから救急箱なのでは!?」というツッコミは置いておいて、謎を解いていきます。
序盤は脱出ゲーム初心者でもサクサク進める難易度で、気持ち良いですよ。アプリ説明文によると、だんだん難しくなっていき、最終的には脱出ゲーム中級者レベルくらいまで上がるそうです。
このゲームはストーリーもしっかりしています。島を探索しているうちに、怪しげな日記を見つけました。
▲医師または科学者が残したと思われる日記を発見! そこには驚愕の事実が……。
これによると、現在ある殺人ウイルスが蔓延しており、ここ軍艦島はその患者たちの隔離施設にされていたそうです。
そこで目覚めた主人公もこのウィルスに感染している可能性があります。検査なり治療なりするために、急いで島中を調べなくてはなりません!
▲島にはこんなに行けるところがあります。
▲この廃屋もリアルで美しい……。刺し込む光に哀愁を感じます。
▲金属の冷たさ、サビの感触さえしそうなアイテムたち。制作者のこだわりを感じます。
ところで、日記にはもう一つ不穏な記述が。
▲「ここまで強力な毒性を持つ病原菌が自然に発生するものだろうか?」と書かれています。
この恐ろしい殺人ウイルスが自然にできたものでないとしたら、いったい誰が何のために作ったのでしょう!? アプリのダウンロードページには下のような画像もあります。
▲「蠢く謎の集団」ってなに!?
ガスマスクをした不気味な人々の影……。主人公の他にも登場人物がいるのでしょうか? 彼らがウイルスを作り、主人公を隔離しているのでしょうか? 日本本土はどんな状況になっているのでしょうか?
事件の真相、そして主人公の安否……すっごく気になりませんか!?
実はこのゲーム、バッドエンドとトゥルーエンドがあります。私も「よっしゃあ~、この脱出ゲーム慣れした私が絶対トゥルーエンドにしたる!」と意気込んでプレイしたのですが……綺麗にバッドエンドルートに入りました(笑)。でも再挑戦してなんとかトゥルーエンドを見たときは、すっごく嬉しかったです!
みなさんもぜひ軍艦島から脱出してください!
▼『脱出ゲーム 軍艦島からの脱出』のダウンロードはこちら