ソーシャルゲームでは運用タイトルからの収入が堅調に推移。事業規模の拡大を図る。
株式会社カヤックは、平成29年12月期第2四半期決算を発表。売上高は27億2000万円(前年同期比6.3%増)、営業利益は4億8800万円(同111.6%増)、経常利益は5億300万円(同92.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億3400万円(同123.1%増)となった。
経営成績に関する説明
グループは良質なコンテンツをより多くのユーザーに楽しんでもらえるようコンテンツを提供している。その中でも受託サービスであるクライアントワーク、自社サービスであるソーシャルゲームと『Lobi』の3つを主要サービスと位置づけ注力。相互にシナジーを図りながら事業を進めている。
その結果、第2四半期連結累計期間の売上高は27億2000万円(前年同期比6.3%増)、営業利益は4億8800万円(前年同期比111.6%増)、経常利益は5億300万円(前年同期比92.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億3400万円(前年同期比123.1%増)となった。
サービス別の売上高と概況は以下。
クライアントワーク
新しい技術とアイデアに挑戦し、クライアントとその先にいるユーザーに新しい体験を提供することで、クライアントのマーケティング及びブランディングに資する広告を提供。
スマートフォンの普及や新しい技術の出現を背景に、WEB領域にとどまらないリアルと連動した案件が増加。今後、積極的に業務提携を進めるとともに、VRを利用した案件など新しい取り組みを積極的に行うことで事業領域の拡大をはかる。
以上の結果、クライアントワーク関連における第2四半期連結累計期間の売上高は7億7900万円(前年同期比12.1%増)となった。
ソーシャルゲーム
『共闘スポーツRPG』を軸にしたタイトルを展開。
『ぼくらの甲子園!』シリーズの最新作『ぼくらの甲子園!ポケット』が順調に推移。また、組織を拡充するとともに新規開発ラインに積極的に投資を行う中で、事業規模の拡大を計画。
以上の結果、ソーシャルゲーム関連における第2四半期連結累計期間の売上高は14億9400万円(前年同期比2.8%増)となった。
Lobi
『Lobi』というスマートフォンゲームに特化したコミュニティ事業。
コミュニティに適した機能の拡充に努めるとともに『Lobi』と連携するタイトル数を積極的に増加。ユーザー数の拡大や『Lobi』の強みであるユーザーやコミュニティにより焦点を当てた収益構造への転換を目指す。
以上の結果、『Lobi』関連における第2四半期連結累計期間の売上高は2億4100万円(前年同期比13.4%減)となった。
その他サービス
2017年3月と5月に「JAGMO」による公演を開催。また『プラコレWedding』など新規サービスも順調に成長。
また、e-sports事業を営むウェルプレイド株式会社の子会社化によって、グループ全体としてゲーム周辺領域のさらなる拡充をはかった。
以上の結果、その他サービス関連における第2四半期連結累計期間の売上高は、2億400万円(前年同期比56.3%増)となった。
業績見通しに関しては、平成29年2月14日に公表した予想のままとしている。