劇場版アニメの償却が発生した前年同期の反動を受けて、メディア事業の営業利益が前年同期比300％以上増加。
株式会社創通は、平成30年8月期第1四半期決算を2018年1月10日（水）に発表。売上高33億1700万円（前年同期比11.6％減）、営業利益5億2400万円（同11.5％増）、経常利益5億2300万円（同16.1％増）、親会社株主に帰属する四半期純利益3億9300万円（同27.3％増）となった。
経営成績に関する説明
中核であるアニメーション作品やエンタテインメントコンテンツのプロデュースにおいて、より良い企画・ビジネススキームを提案。それにより、新たなスポンサーの獲得に注力するとともに、新規二次利用の市場を開拓、アニメーションキャラクターの版権ビジネスを拡大する方針のもと、事業展開を行ってきたと発表。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は33億1700万円（前年同期比11.6％減）、営業利益は5億2400万円（同11.5％増）、経常利益は5億2300万円（同16.1％増）、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億9300万円（同27.3％増）となった。
セグメント毎の業績は、以下。
メディア事業
「それいけ!アンパンマン」「リルリルフェアリル～魔法の鏡～」等の継続番組のほか、「十二大戦」「Just Because!」などの新作のTVアニメ番組について、製作出資・製作委員会の組成・共同運営並びにプロデュース事業を実施。
期初の計画通りに推移したが、自社管理のキャラクターを利用した販促・集客キャンペーンの新規受注の減少が、前年同期に比べて売上高が減少した主な要因とのこと。一方、営業利益に関しては、劇場版アニメの償却が発生した前年同期の反動で、大幅な増益を記録。
上記の結果、売上高は23億4700万円（前年同期比9.4％減）、営業利益8700万円（同346.1％増）となった。
ライツ事業
概ね計画通りに推移。「ガンダム」シリーズついては、前年同期と同水準で推移したが、それ以外のシリーズ作品では、製作委員会からの配分金が減少。それを受けて、前年同期に比べ売上高が減少。
上記の結果、売上高は9億2100万円（前年同期比16.8％減）、営業利益4億6000万円（同2.2％減）となった。
スポーツ事業
プロ野球がオフシーズンのため、売上額自体は大きくないが概ね期初の計画通りに推移していると発表。
上記の結果、売上高は4700万円（前年同期比5.9％減）、営業損失700万円（前年同期は営業損失500万円）となった。
連結業績予想に関しては、平成29年10月6日付で発表した内容から変更はないとしている。
