注目度が高い世界有数のコミックイベント。真島氏は日本の少年マンガを世界で普及・浸透させることに貢献し受賞。
株式会社講談社は、フランス・アングレームで行われた漫画祭「第45回アングレーム国際漫画フェスティバル（Festival International de la Bande Dessinee）」で、漫画家 真島ヒロ氏が1月25日に特別栄誉賞が授与されたと発表した。
アングレーム国際漫画フェスティバルは、1972年から毎年、フランス南西のアングレーム市で行なわれる世界有数のコミックイベント。開催期間中は、町全体がコミック一色になり、教会、博物館、市役所など中心部のほぼすべての公共施設が展覧会やイベントの舞台になる。また、メディアへの影響も大きく、フェスティバルで出展、受賞した作品や作者は、全世界のメディアから注目されているイベントだ。
「FAIRY TAIL」は、フランスでも2008年に発売以来、長年トップ3内にランキング入りする真島氏による、シリーズ累計770万部のベストセラーマンガ。2009年のジャパンエキスポでは、最優秀少年漫画賞を受賞。また、2011年には、アニメ・マンガ雑誌「アニメランド」主催のコンテストでマンガ、アニメが年間最優秀賞をダブル受賞するなど、メディアからも非常に高い評価を得ている作品だ。
フランスのフランソワーズ・ニセン文化相と「FAIRY TAIL」作者 真島ヒロ氏
授賞式壇上で、作者の真島氏は以下のコメントを寄せた。
漫画家 真島ヒロ氏
「このような賞（日本の少年漫画をフランスはじめ世界で普及させ、より幅広い層にまで浸透させることに貢献した）をいただき、たいへん光栄です。いま、この瞬間がとても素晴らしく、とても楽しんでいます。」
関連サイト
株式会社講談社公式サイト
「アングレーム国際漫画フェスティバル」公式サイト（海外サイト：フランス語）
