【レポート】三つ巴の戦いが繰り広げられるロードレースが白熱。舞台『弱虫ペダル』新インターハイ編~箱根学園王者復活~。

弱ペダ

瞬きする時間も惜しいくらいの興奮と躍動感。今までとは比べものにならない程の運動量の多さと舞台全体の熱量に注目。

コミックの累計発行部数1700万部を突破し、アニメ化もされた人気自転車ロードレースマンガ「弱虫ペダル」。この作品を原作とした舞台「『弱虫ペダル』新インターハイ篇~箱根学園王者復格(ザ・キングダム)~」が、3月2日(金)~3月11日(日)の期間で東京、3月16日(金)~3月18日(日)の期間で神戸にて上演する。

弱ペダ

本舞台は、マンガを原作とした2.5次元舞台のひとつであり、2017年2月~3月にかけて上演された舞台「『弱虫ペダル』新インターハイ篇~スタートライン~」の続編にあたる物語。

今回は、夏のインターハイ1日目のダイジェストと2日目の様子が演じられる。

主人公・小野田坂道(醍醐虎汰郎)が所属するチーム総北(千葉県立総北高校)、ライバル校のチーム箱学(私立箱根学園高校)、御堂筋翔(林野健志)所属のチーム京都伏見(京都伏見高校)といった、激闘を繰り広げてきたチームが集結。箱学の泉田塔一郎(河原田巧也)をはじめ、誰もが一歩も譲らない、激しいロードレースを繰り広げる。

箱学

チーム箱学。王者の貫禄ある演技に引き込まれる。

ステージに設置されたスロープ型の舞台装置をはじめ、スポットライト、効果音により、道の高低差や選手と選手の開き、心境の変化が表現され、文字通りステージ全体を利用した熱い舞台が楽しめる。また、インターハイ1日目のダイジェストと2日目の様子ということもあり、目まぐるしく個々やチームのやり取りと、激しいレースが展開。それらの演出と役者たちの力強いセリフが合わさることで、役者の演技と舞台の世界観に引き込まれる。

小野田

小野田くん(醍醐虎汰朗)と鳴子くん(百瀬朔)のリラックスシーン。この後の展開に注目。

鳴子くん

鳴子くん(百瀬朔)の力強さから目が離せない。

弱ペダ

初の取り組みとして、各キャラクター毎の決め技を導入。それによりこれまでとは違った表現がみられた。

舞台 弱虫ペダル

全チームが集合するシーンは圧巻。

役者のセリフ回しやその力強さ、力強い演技は必見。また、舞台装置の移動を行なう専門スタッフ・パズルライダーの表情の変化や応援も見どころのひとつといえる。

自転車本体がなくハンドルのみでロードバイクを表現するため、最初は違和感を感じるかもしれないが、実際に舞台を観劇すると迫力ある演技とセリフの強さで気にならないくらい舞台に吸い込まれるだろう。原作やアニメをみたことがある人はもちろん、見たことがない人でも役者の迫力ある演技や舞台演出などによって興奮を感じられる舞台となっている。エンディングテーマの「ヒメのくるくる片思い」も、ぜひ目に焼き付けてほしい。

最後に、参加キャストからファンの方々へのメッセージを紹介する。

新開悠人役:飯山裕太
「こうして僕ら舞台をやっていく中で、現実の世界ではまだ寒かったり、これから春に向かっていく中ですが、劇場に皆さんが足を運んでいただけたらいつでも夏のインターハイが、選手たちが汗を流してやっていく空間が味わえます。ぜひ劇場でお待ちしております。」

泉田塔一郎役:河原田巧也
「すごく(西田)シャトナーさんを筆頭に、それぞれがクリエイティブに新しいことを見つけていこうという姿勢がすごく全員に感じるのが「弱虫ペダル」だなと、思うんですけれども、本当に今回もたくさんいろんなことに挑戦しています。みんな怖がらずに、とにかく前に進んでいこうという気持ちが強いと感じているので、本当に劇場で皆さまにお会いして、カーテンコールでどんな顔をされているのか見るのが、緊張と不安と楽しみでいっぱいです。初日から飛ばしていきますので、よろしくお願いします。」

鳴子章吉役:百瀬朔
「今回の作品は、楽しみな部分もたくさんあると思うんですけれども、個人的には、河原田のたーちゃんが走るということで、ずっとこの作品を引っ張ってきた人がここにきて走るということになって、なにかひとつ運命的な感じるものがあるので、そこを楽しみにきていただけたらと思います。」

今泉俊輔役:猪野広樹
「お芝居としてシンプルに面白い作品になったという風に素直に感じてます。先代の方々がいらっしゃるので、思いだけは受け継ぎ、新しいものをつくっていく。ハンドルも今つけているグローブもすごい年季が入っていますし、『ああ、これが今まで使われたりしたんだな』と。そうゆうものを毎公演忘れずにやっていきたいなと思っています。」

小野田坂道役:醍醐虎汰朗
「とてもとても熱い舞台に仕上がったんじゃないかと思います。今回は、はじめて導入された各キャラクター毎の決め技をみてほしいなと思います。ぜひ、劇場でお待ちしております。」

舞台 弱虫ペダル

(c)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル04製作委員会
(c)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/マーベラス、東宝、トムス・エンタテインメント

舞台概要

舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~箱根学園王者復格(ザ・キングダム)~
原作:渡辺航「弱虫ペダル」(秋田書店『週刊少年チャンピオン』連載)
演出・脚本:西田シャトナー
音楽:manzo
公演日程・劇場:
東京:2018年3月2日(金)~3月11日(日)
神戸:2018年3月16日(金)~3月18日(日)

チケット購入サイト: http://l-tike.com/pedal-s/
一般指定席・サイド指定席 ¥7,800(税込) プレミアム席¥10,800(税込)
公式サイト: http://www.marv.jp/special/pedal/
公式ブログ: http://ameblo.jp/y-pedalstage/
公式twitter(@y_pedalstage): https://twitter.com/y_pedalstage

関連サイト

舞台『弱虫ペダル』公式サイト
舞台『弱虫ペダル』公式ブログ
舞台『弱虫ペダル』公式Twitter

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