独自のバーチャルYouTuberシステムで、VTuberの制作とプロデュースを担う。収録や配信専用のスタジオも6月にオープン予定。
株式会社モノビット(以下、モノビット)は、バーチャルYouTuber(以下、VTuber)のプロデュースを行なうVTuber事業部を設立したことを発表した。
モノビットはロケーションベースVRゲームから企業向けVR会議システムまで、多様なVRコンテンツを制作してきたノウハウがあり、昨今のVTuberの盛り上がりから企画・制作・運営に関する需要増加に応えるべく、VTuber事業部を発足したという。
VTuber事業部では、新たに開発したバーチャルYouTuberシステム「モノビット・バーチャル・アクター・システム(通称:MVAS)」をはじめ、様々なシステムを使ってVTuberの制作とプロデュースを行なう。
また、6月にはVTuberの収録や配信ができる専用スタジオもオープン予定。
これまでモノビットが複数人対応型VR/ARコンテンツを行なってきた知見と、リアルタイム通信エンジンの技術を活かし、VTuber向けの多人数参加型エンターテインメントコンテンツの研究開発も進める。
今回のVTuber事業部の設立発表に伴い、同事業部が企画・制作・運営を行なう多重人格搭載型VTuber「カラノ サラ」と、それを中心とした「カラノプロジェクト」も発表。
「カラノ サラ」とは中の人(演者)を決めないVTuberデータで、「カラノプロジェクト」では「カラノ サラ」に3人のアイドル声優を目指す少女たちの思念が電子化したネットゴーストが宿り、複数人の人格が協力してマルチプレイゲームをプレイするという。
カラノ サラ
3つの思念が発見した、まだ中の人が決まっていないVTuberデータ。
未完成の状態で思念が入り、表情データがまだつくられていないため無表情。
ヤイタ ニクミ
絶対アイドル声優になれる!と自分を信じて突っ走ったが空回りし、出遅れてネットでアイドルの勉強をはじめた女の子たちの焦燥が電子化したネットゴースト。基本考えずに挑戦して常にポジティブで、何かきっかけをつくったりするのが得意だが視野が狭くなりがち。
ニトリ セセリ
アイドル声優になりたかったが親に反対されて一般企業に就職し、今もアイドル声優に憧れて、様々な声優公式サイトを巡回している女の子たちの未練が電子化したネットゴースト。 一見大人で落ち着いていて場をまとめるのに長けているが、ちょっとずれていて天然をやらかすこともある。
アキタ コマチ
アイドル声優を目指して大型掲示板のアイドルスレで勉強していたが、デビューができず、徐々に毒を持ってしまった女の子たちの思念が電子化したネットゴースト。皮肉めいたことを言いがちだが空気を読むのがうまく、周囲を明るくするのが得意。
関連サイト
株式会社モノビット公式サイト
モノビットエンジン公式サイト
YouTube:カラノサラチャンネル
「カラノサラ」公式Twitter