◆本格派のリアルタイムRPGながらお手軽要素が満載！
オンラインの世界に数多くのプレイヤーが集まり、それぞれに行動しながら、ときに知らない者同士で協力し、さまざまな目的を達成していくオンラインRPG。じっくりプレイするタイプのゲームが多いジャンルだが、『ドラゴンダイス』は”リアルタイム”でほかのプレイヤーと繋がる本格的なシステムを実現しながら、そういった時間のかかるタイプの作品とは対極にある、とにかくお手軽なオンラインRPGだ。
まずゲームの基本が、すごろく形式で進んでいくのがポイントだ。メニューの「ダンジョン」から依頼されたクエストを選ぶと、ダイマー火山や幽霊船、ルメダ遺跡といったそれぞれに特徴があるダンジョンに出発。そのダンジョンではプレイヤーが任意でキャラクターを操作するのではなく、すごろくのようにダイスを振って出た目の数だけコマを進んでいき、ルートが分岐するときに進む方向を選択するだけ。そして目的地に到着したりボスに勝利するなど、目標を達成すればクエストクリアだ。
もちろんダンジョンはレベルが上がるほど複雑になり、ダイスも好きな目を出せるわけではない。それでも画面上のダイスをフリックするだけで、出た目の数だけ移動できるシステムはとっても楽。移動の制限時間もないので、どのコマに移動するかじっくりと吟味できる。自分のタイミングだけでプレイできるので、途中で電話やメールの着信があってもまったく問題ないのだ。
◆モンスターと戦わずにクエストクリアが可能!?
ダンジョンで出現するモンスターも気軽なプレイを後押ししてくれる。ボス以外でダンジョンに出現するモンスターは「使い魔」のみ。その使い魔とのバトルは攻撃されるとHPが減っていくようなものではなく、3つの矢印をフリックしてそれが正解なら使い魔が持っている宝箱を奪ってアイテムを獲得できるというもの。クエストクリアやボス戦までHPを温存するといったことはまったく必要ない。
そのためボスを倒すことが目的の「ボス討伐クエスト」以外では、バトルのことは考えずにダンジョンでの目的達成だけを目指せばいい。はっきり言うとダイスを転がしているだけで、ほとんどのクエストをクリアできるのだ。クエストクリアのために何かを準備する必要はない。ありのままの自分で臨めばいいのだ。
実はその「ボス討伐クエスト」でのボス戦もとにかくハードルが低い。ボスとの戦いだけは互いに攻撃し合うバトルとなっているが、『ドラゴンダイス』はリアルタイムオンラインRPG。同じダンジョンで冒険しているほかのプレイヤーと協力することで、簡単にボスを倒せることもあるのだ。
自分がボスと戦っているときにほかのプレイヤーが乱入して一緒に戦ってくれることはもちろん、ほかのプレイヤーが戦っているボス戦に乱入することも可能。乱入したとき、すでにボスのHPが少なくなっていれば、ほとんど何もせずにボスを倒せてしまうこともある。それでもクエストクリア。攻略要素は大いにあるが、それを考えずにプレイしてもまったく問題ない。面倒ならレベルアップや装備強化をほとんどせずに、気軽な気持ちで新たなクエストに挑戦し続けられるのだ。
▲ボス戦が発生するコマまで進むと、一緒にバトルする仲間を選べる。フレンドがボス戦に挑むときは画面右上の「ドラゴンアラート」が光る。
◆ほかの人とゲームでつながる楽しさを気軽に体験！
そんなお手軽な『ドラゴンダイス』だが、当然ながらそれだけでゲームが構成されているわけではない。たとえばやり込み要素として装備の強化ができる。武器の系統や鎧と兜の属性を考慮しながら、合成や限界突破、ルーン装着といった方法で装備を強化し、ルーンを装着すればボス戦でスキルを発動できるようになる。どの組み合わせがベストなのか考える楽しさも味わえるだろう。
しかし実はこれも装備の強化より、2頭身のかわいらしいキャラクターを自分好みに着せ替えるという要素が強い。好みのルックスになるように武器、鎧、兜を強化し、それをほかのプレイヤーも訪れるダンジョンで披露するのが楽しいのだ。
ボス戦での協力バトルだけでなく、ほかのプレイヤーと同じコマに止まる（通過でも可）と乾杯をして「友情ガチャ」に使える「友情石」を入手できたり、別のプレイヤーの行動によってダンジョン内のトラップが影響を受けたりなど、ほかの人とつながる楽しさも提示している『ドラゴンダイス』。
これらさまざまなお手軽要素はただの入り口。知らない者同士で協力しながら目的を達成していく楽しさを体験したら、またその世界に戻りたくなってしまうことは間違いない。それがリアルタイムオンラインRPGの魅力。『ドラゴンダイス』はその魅力を気軽に体験させてくれるのだ。
