Unreal Engine 4を共通エンジンとしたコンテンツ共有システム「SC2」を共同開発し、IPのマルチチャネル展開における品質やコストなどの課題を解決。
グリー株式会社(以下、グリー)は、デジタルアニメーションスタジオの株式会社ポリゴン・ピクチュアズ(以下、ポリゴン・ピクチュアズ)との資本業務提携を発表した。
グリーとポリゴン・ピクチュアズは、今回の資本業務提携により、グリー傘下のゲーム事業ブランドであるWright Flyer Studios(以下、WFS)が開発する3Dゲームや、ライブエンターテインメント事業を行なう株式会社Wright Flyer Live Entertainment(以下、WFLE)が手がけるVTuberを、より高品質で効率的にマルチチャネル展開するためのコンテンツ共有システム「SC2:Sharing System for Cross-media Content」を共同開発する。
「SC2」は、Epic Gamesが開発した「Unreal Engine 4(以下、UE4)」を共通エンジンとして採用。
3Dアニメ向けに制作された高品質CGアセットを、コンシューマゲームやモバイルゲーム、VRコンテンツ、 VTuberなどに同時展開するための技術基盤となる「SC2」を開発することで、IPのマルチチャネル展開時の品質・コスト・スピードに関する課題の解決を目指す。
本取り組みにおいて、グリー、WFS、WFLEは、ゲームやVTuber、マルチチャネル展開に関するノウハウの提供や開発協力を行ない、ポリゴン・ピクチュアズは世界トップクラスのセルルック3D制作技術のノウハウや技術を提供。
両社グループによるアニメやゲーム、VR、VTuberの共同制作も検討する予定だ。
また、グリーは、ポリゴン・ピクチュアズが実施する第三者割当増資を引き受け、ポリゴン・ピクチュアズ株式の4.76%を保有することもあわせて発表した。