アクセルマーク、開発中のゲームやブロックチェーン技術などへの先行投資で営業損失3億円。平成30年9月期第3四半期決算。

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既存ゲームは季節にあわせたイベント施策を実施。広告事業は運営強化やリニューアルで利益が前年同期比58%増の5518万円と好調。

アクセルマーク株式会社は、平成30年9月期第3四半期決算を8月9日に発表した。当期連結売上高16億7600万円(前年同期比35.2%減)、営業損失3億200万円、経常損失3億1000万円、親会社株主に帰属する四半期純損失3億1200万円だった。

アクセルマーク決算 アクセルマーク決算 アクセルマーク四半期推移 アクセルマークセグメント別

経営成績に関する説明

ゲーム事業
新規ゲームのサービス開始に向けた開発を進行中。プロジェクトコードネーム「PP」では、海外3カ国で実施したユーザーテストの結果を受けて、ゲーム内バランスなどを調整中だ。

『終幕彼女(エンドロール)』は公式サイトなどで、次々と新キャラクターとその声優を発表。

各運用中ゲームでは、ジューンブライドになぞったブライダルキャンペーンや父の日にあわせた企画など、各種季節イベントにあわせたゲーム内イベントを開催するなど、コンテンツの充実進めた。

また、ブロックチェーンゲーム第1弾として開発中の「コントラクトサーヴァント-CARD GAME-」のゲームの仕様などを発表。ブロックチェーンゲームの普及促進・啓蒙・市場の健全化に向け、複数の業界団体に加入し、法的解釈の共有やガイドラインの策定に注力した。

上記の結果、売上高は4億5718万円(前年同期比67.9%減)、セグメント損失は1億3712万円(前年同期は9986万円のセグメント損失)となった。

広告事業
広告運用代行サービス「トレーディングデスク」は、各媒体の運用力や記事制作の広告効果などを高めることに注力し、サービス単体での過去最高の四半期売上高を達成。特に、記事広告の引き合いが多く、新規案件が増加した。

「ADroute」については、クライアントと共に出稿媒体の見直しを実施。見直し期間中は広告出稿が減ったため一時的に売上と利益は減少したが、広告効果が良好に推移し前年同期並みの水準にまで改善した。

上記の結果、売上高は11億5841万円(前年同期比0.3%減)、セグメント利益は5118万円(同58.7%増)となった。

and Experience事業
「.yell plus」がサービス開始から3周年を迎え、記念キャンペーンやイベントを実施。イベントには、多数のユーザーが参加したため、盛況に終えることができた。「メモリアルリメイク」では、出産から結婚、最期を迎えるまでのライフステージの各所におけるニーズに対して、アプローチを行なった。

また、ブロックチェーンゲーム情報メディア「Blockchain Game info」は、公開当初ランキングのみの情報だったが、各ブロックチェーンゲームの概要やTOP画像などの情報を追加し、デザインの刷新、仮想通貨に関する記事を掲載するなどのリニューアルにより観覧数が増加した。

上記の結果、売上高は6166万円、セグメント損失は1億1471万円となった。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高16億7651万円(前年同期比35.2%減)、営業損失3億271万円(前年同期は2億622万円の営業損失)、経常損失3億1070万円(前年同期は2億734万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失3億1288万円(前年同期は2億1588万円の四半期純損失)だった。

業績予想については、以下。

アクセルマーク業績予想

関連サイト

アクセルマーク株式会社公式サイト
平成30年9月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2018年9月期第3四半期決算説明会資料

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