ベクター、新タイトルの不振で営業損失1.3億円 平成31年3月期第2四半期決算

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運営中のゲームポータルサイトで複数タイトルの運営を終了。ソフトウェア販売事業では法人向け市場が横ばい推移もふるわず、前期比で減少。

株式会社ベクターは、平成31年3月期第2四半期決算を2018年10月19日に発表した。当期累計経営成績について、売上高は4億6400万円(前年同期比17.8%減)、営業損失は1億3200万円、経常損失は1億3100万円、四半期純損失は1億3300万円だった。

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経営成績に関する説明

当第2四半期のオンラインゲーム事業について、前期にサービスを開始したゲームタイトルの営業収益が伸び悩んだことで、当第2四半期にも影響し、前年同四半期比で減収となった。

ソフトウェア販売事業に関しては、法人向け市場が底堅く推移したが、前年同四半期に実施した販売施策ほどふるわず、前年同四半期と比べて減収となった。営業費用については、前年同四半期比で6100万円減少したが、営業収益の減少に伴う変動費の減少に加え、前年同四半期において計上した退職金が当第2四半期になかったことによるもの。

以上の結果、売上高は4億6400万円(前年同期比17.8%減)、営業損失は1億3200万円(前年同期は9200万円の営業損失)、経常損失は1億3100万円(前年同期は8200万円の経常損失)、四半期純損失1億3300万円(前年同期は8300万円の四半期純損失)だった。

セグメント毎の業績については、以下の通り。

オンラインゲーム事業
運営中のゲームポータル「VectorGame」で、ブラウザゲームのチャネリングタイトルが5タイトル増加したが、ブラウザゲームの『三国ベースボール』『リグレティア』『クリプトアイランド』に加えて、スマートフォンゲームの『B.LEAGUE ドリームアリーナ』と「VectorGame」でのブラウザゲームのチャネリングタイトルが1タイトル、計5タイトルの運営を終了した。

上記の結果、売上高は2億8100万円(前年同期比21.9%減)だった。

ソフトウェア販売事業
ソフトウェアのダウンロード販売事業は、法人向け市場の販売は底堅く推移。一方で、個人向け市場は減少が続いている。

上記の結果、売上高は1億5900万円(前年同期比3.5%減)だった。

サイト広告販売事業
ネットワーク配信型広告(キーワード広告、ユーザーの傾向を分析する行動ターゲティング広告等)の営業収益は、サイトページビュー数の減少と、配信単価の下落の影響を受けて大幅に減少した。

上記の結果、売上高は1700万円(前年同期比29.3%減)だった。

その他
ゲーム以外のスマートフォン向けサービスの販売金額を含む、その他の売上高は500万円(前年同期比58.6%減)だった。

平成31年3月期第3四半期累計期間の業績については、売上高8億円(前年同四半期比14.7%減)、営業損失2億1000万円(前年同四半期は1億7500万円の営業損失)、経常損失2億900万円(前年同四半期は1億6500万円の経常損失)、四半期純損失2億1100万円(前年同四半期は1億6700万円の四半期純損失)を見込んでいる。

関連サイト

株式会社ベクター公式IRサイト
平成31年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)

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