監督が常駐し、育成やプロジェクトを指揮する制作スタジオ。欧米やベトナム、カンボジアにも海外スタジオの設立を目指す。
株式会社5(以下、ファイブ)は、CGアニメを制作するスタジオの台湾現地法人『五號影像有限公司 Studio5(以下、台湾ファイブ)』の活動を11月15日からスタートすることを発表した。
ファイブは、3DCGアニメーション制作のプリプロからプロダクションまで、アニメ制作の流れをトータルに提供するグローバルなCGアニメ制作プロダクションであり、自社で複数のオリジナルIPの企画、開発を行なうIPコンテンツホルダーでもある。
そのファイブが活動するアニメ制作業界では、恒常的な人材不足が問題となっており、その解決のひとつとして国際産業化が重要視されている。実際、すでに日本国内では、リソース不足を理由として制作に至らないプロジェクトや、プロジェクトが企画されても、リソース不足による納品トラブルも起こっている。
これらの問題を解決するために、ファイブは台湾ファイブを設立。現地でスタッフを雇用し、指揮や育成を行なう監督を常駐させることで、様々なプロジェクトに対して制作リソースの提供を狙う。
今回の台湾をはじめ、欧米、ベトナム、タイ、カンボジアなど、各地に海外スタジオの設立を計画。
現地スタッフの雇用や、労働環境を整えるとともに、スタッフを育成し、第一線のCGジャパニメーションの制作ノウハウを承継。現地法人をハブとして、アジアや世界へ進出するCGアニメーションなどのプロジェクト支援を行なっていくとのこと。
関連サイト
株式会社5公式サイト
五號影像有限公司 Studio5公式サイト(海外サイト:英語)