and factory、大手出版社とのマンガアプリが収益に貢献、営業利益4200万円 2019年8月期第1四半期決算

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「マンガPark」など、マンガアプリの好調な推移が収益に貢献。IoT事業では宿泊施設向けに積極的な投資を実施。

and factory株式会社(以下、and factory)は、1月11日に2019年8月期第1四半期決算を発表した。当期累計経営成績は、売上高が4億6900万円、営業利益は4200万円、経常利益は3700万円、四半期純利益は2500万円だった。

決算 サマリー ハイライト 会社全体の売上

経営成績に関する説明

and factoryは、Smartphone APP事業において、主に大手出版社と共同開発したスマートフォン向けのマンガアプリの収益拡大に注力してきた。

アプリ提供

IoT事業については、スマートホステル『&AND HOSTEL』の出店に注力するとともに、宿泊管理システム『innto』や、客室タブレットサービス『tabii』など宿泊施設向けのIoTソリューションサービスを提供してきた。

ホテル提供

以上の結果、当第1四半期累計期間における売上高は4億6952万円、営業利益は4239万円、経常利益は3720万円、四半期純利益は2510万円だった。

セグメント毎の業績は以下。

Smartphone APP事業
当期累計期間で、株式会社スクウェア・エニックスと共同開発したマンガアプリ「マンガUP!」、株式会社白泉社と共同開発したマンガアプリ「マンガPark」は、積極的な広告宣伝の実施、新規連載開始などによるMAU(1ヶ月に一度でもアプリを利用したユーザーの数)の増加、作品追加等でのARPU(ユーザー一人当たりの収益単価)の向上など、サービス提供開始以降、好調に推移している。

KPI推移

また、2018年11月には、株式会社集英社と共同開発したマンガアプリ「マンガMee」をリリース。開発に係る売上を収受しており、収益に貢献した。

上記の結果、売上高は3億9408万円、セグメント利益は1億2446万円だった。

マンガの営業利益

IoT事業
当期累計期間では、and factoryが注力するIoT体験型宿泊施設であるスマートホステル「&AND HOSTEL」の企画、開発が進行し、ホステル開発に係るコンサルティングや不動産の仲介等の売上が順調に推移した。

宿泊管理システム『innto』については、当第1四半期会計期間末における施設数は147施設と増加し、また、客室タブレットサービス『tabii』は、変なホテル羽田の導入など、導入施設数が増加した。

「&AND HOSTEL」の開業準備費用ついてや、『innto』『tabii』の展開規模拡大に伴う費用については、投資として積極的に行なっている。

上記の結果、売上高は6612万円、セグメント損失は2351万円だった。

ホテル関連の営業利益

その他事業
当期累計期間は、インターネット広告の代理サービスや記事制作サービスを中心に事業を展開。

上記の結果、売上高は931万円、セグメント利益は592万円だった。

業績予想については、2018年10月15日に発表した内容から変更はない。

関連サイト

and factory株式会社公式サイト
2019年8月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2019年8月期1Q決算説明資料

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