ゲームやドラマCDの売上好調や、グループ子会社が売上に貢献するも、開発遅延による経費増加で損失が継続。
株式会社エディア（以下、エディア）は平成31年2月期第3四半期決算を1月11日に発表した。当期連結経営成績は、売上高が13億7400万円、営業損失は4億800万円、経常損失は4億3200万円、親会社株主に帰属する四半期純損失は8億7100万円だった。
経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間については、新規サービスとして8月に美少女×ロボシミュレーションRPG『魔法軍團WarLocksZ』、位置情報ゲーム『温泉むすめ ゆのはなこれくしょん』、10月に本格3DサイバーパンクRPG『BALDR ACE』、11月に株式会社講談社との共同プロジェクト『マップラス＋カノジョ』をリリース。
既存サービスについても売上高は堅調に推移。中でも、期中に運営移管を受けた海賊ファンタジーRPG『アイオライトリンク』で1周年記念イベント施策を実施した結果、配信開始以来月間最高売上高を記録した。
AppStore、Google Play向け本格ナビゲーションアプリ『MAPLUS+声優ナビ』では、「フレームアームズ・ガール」「けものフレンズ」「怪獣娘～ウルトラ怪獣擬人化計画～」「ハッカドール」とコラボレーションしたキャラチェンジセット追加によるサービスラインアップ強化をおこなった。音楽ゲームアプリ『SHOW BY ROCK！！』においては、声優、アイドルの活動を両立するハイブリッドユニット「i☆Ris」とのコラボレーション企画など、成長に向けた施策が功を奏し売上高増加に貢献した。
子会社の株式会社ティームエンタテインメントについては、オリジナルの女性向けドラマCDやシチュエーションCDを中心とした新規レーベル「MintLip（ミントリップ）」を立ち上げ、第1弾として『今、隣のキミに恋をする。』『オネェCD ～CHU～』『A’s×Darling（アズダーリン）』をリリースし、いずれも人気を博し、将来的にはクロスメディア展開の中核になる作品を創出するため邁進していく。
8月に子会社化した株式会社一二三書房については、第6回ネット小説大賞受賞作『ガベージブレイブ－異世界に召喚され捨てられた勇者の復讐物語－』や大人気シリーズの最新刊『転生貴族の異世界冒険録～自重を知らない神々の使徒～４』などの新刊書籍を販売。人気IPの男性声優キャララップバトル『ヒプノシスマイク－Division Rap Battle－』のライセンスアウトを受けて発売したグッズの販売なども好調で、グループの売上に大きく貢献した。
一方で、新規タイトルの開発遅延に伴う開発費や広告費用増加、並びに収益が計画を下回ったことに伴うソフトウェアなどの減損損失を計上した。
以上の結果、売上高は13億7488万円、営業損失は4億851万円、経常損失は4億3211万円、親会社株主に帰属する四半期純損失は8億7179万円だった。
業績予想については、以下の通り。
関連サイト
株式会社エディア公式サイト
平成31年2月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年2月期第3四半期決算説明資料
