骨太のストーリー、じっくり遊べる菜園シミュレーション、がっつり戦えるリアルタイムストラテジータイプのバトルと、遊べる要素がギュッと詰まった『合体RPG 魔女のニーナとツチクレの戦士』。スマホゲームにありがちな、いわゆる「プレイするためのスタミナ」というパラメータがないため、時間が許すかぎりいつまでも遊べる作品となっている。
ストーリーパートは全編フルボイスの豪華仕様! もちろん、音声はオン/オフが可能で、早送りやスキップもできるため、わずらわしさは一切ナシ。また、ストーリーはいつでも見直せる点もうれしい。なお、本作には主人公ニーナ役の明坂聡美さんをはじめ、堀江由衣さん、小杉十郎太さん、浪川大輔さんなど豪華声優陣が参加している。
菜園シミュレーションパートこと「魔女の庭」では、プレイヤーが戦闘で操る「ゴーレム」を収穫し、ゴーレムの強化素材入手および、ゴーレムそのものの強化ができる。ゴーレムを育てておけば戦闘で有利に戦うことが可能だ。畑の施設を拡張し、いい土に入れ換えたり高価な肥料を与えることでレアなゴーレムが入手しやすくなるといった収穫の楽しみも味わえる。
本作のメインとなるバトルパートは、リアルタイムで味方ゴーレムに指示を出しつつ、敵陣のクリスタル破壊および敵をせん滅させるのが目的。各々のキャラクターが持つ「スキル」や、特定の条件で発動できる「合体」を使いこなして勝利を目指すことになる。
◆ゲーム攻略のおもしろさが実感できるバトルパート
本作におけるバトルはステージ制で、メインパーティ5人、控え3人の計8キャラクターで挑むことになる。これらのキャラクターにリアルタイムで指示を出し、各ステージのクリア目標を達成すれば、次のステージに進むことが可能だ。各ステージを攻略するにあたっては強いキャラクターで挑むほど有利に戦えるが、各キャラクターには「兵種タイプ」というものが設定されており、必ず弱点も抱えているため一筋縄ではいかない。
ただし、各ステージの敵やマップの構成は決まっており、同じステージを複数回プレイして戦略を立てれば攻略もさほど困難ではなくなる。本作には「スタミナ」の概念がないので、どんどんチャレンジしよう。ここがこのゲームのいいところで、難しいステージであるほど、味方のパーティ構成や敵陣を攻撃するタイミングを考えるのが楽しくなってくるのだ。
もちろん、後半のステージになれば相応の強化も必要になるが、序盤に戦略を立てるクセをつけておくだけで、以降のプレイは絶対におもしろく、かつ、楽になるだろう。
そのほか、バトルに大きく関わる要素が「合体」だ。これは、敵を倒すと溜まる「合体ゲージ」が一定量に達すると実行可能で、ゲージを溜めるほど多くのキャラクターが合体できるようになるというもの。最大の5体合体を行なうと、合体のベースとなったキャラクターはこれまでとは比較にならない戦闘力を発揮できるようになる。これは戦局を劇的に変える要因ともなり得るもので、5体合体後のキャラクターが敵をなぎ倒すさまは見ていてじつに爽快。こちらも使いこなせるようになっておきたい。
『合体RPG 魔女のニーナとツチクレの戦士』に登場するキャラクターには、それぞれ★1個から★4個までいずれかのレアリティが設定されている(2014年9月現在)。なかでも★4個のキャラクターはものすごくレアなぶん、★3のキャラクターよりもかなり強いという特徴がある。
この★4個のキャラクターについては「キャラ召喚(ガチャ)」から入手するのが一般的だが、じつはステージクリアやゲーム内イベント参加時の報酬として入手できることもある。もちろん運の要素は強いが、それに見合った働きは十分に期待できるので、時間に余裕があるときに獲得を目指してイベントなどに挑戦したい。
キャラクターの種類が充実してきたら、あとはひたすらプレイして経験値の獲得やレベルアップを行ない、最強パーティの編成を目指そう。なお、近い将来「マルチプレイ」も実装されるとのこと。日々の強化を行ないつつ、続報を楽しみに待とう。