アルファポリス、書籍販売の好調で過去最高益を更新 営業利益9億円 平成31年3月期第3四半期決算

アルファポリス

前年同期を大幅に上回るマンガタイトルの販売で売上高が過去最高を更新。ライトノベルも既刊、新刊ともに好調で売上伸長。

株式会社アルファポリス(以下、アルファポリス)は、平成31年3月期第3四半期決算を2月8日に発表。当期連結経営成績については、売上高は35億5300万円(前年同期比18.8%増)、営業利益は9億7800万円(同112.7%増)、経常利益は9億7800万円(同112.7%増)、四半期純利益は6億2600万円(同113%増)となった

決算 ハイライト

経営成績に関する説明

アルファポリスは、「これまでのやり方や常識にまったくとらわれず」「良いもの面白いもの望まれるものを徹底的に追求していく」というミッションの下、インターネット時代の新しいエンターテインメントを創造することを目的に、インターネット上で話題となっている小説やマンガなどのコンテンツを書籍化する事業を行なっている。

ライトノベル
当第3四半期累計期間の刊行点数は、前年同期を下回る157点(前年同期比12点減)となった。

各書籍の売行きにつきましては、「とあるおっさんのVRMMO活動記」などの既存人気シリーズの続巻が堅調に推移したことや、「異世界ゆるり紀行」や「素材採取家の異世界旅行記」など、自社投稿サイトから誕生したタイトルの続巻が好調に推移した。

また、新シリーズとして刊行した「装備製作系チートで異世界を自由に生きていきます」や「神に愛された子」に関しては増刷し、売上伸長に寄与した。

ライトノベル

漫画
当第3四半期累計期間は、前年同期を大幅に上回る60点(前年同期比12点増)を刊行した、

シリーズ累計470万部を突破した主力タイトルである「ゲート」の最新刊の売行きが堅調に推移したことに加え、「異世界ゆるり紀行」や「素材採取家の異世界旅行記」などの人気シリーズの新規コミカライズが売上を牽引した。

マンガと親和性の高い電子書籍販売についても、大幅に伸長した。

上記の結果、当第3四半期会計期間における四半期ベースの売上高が、過去最高記録を大幅に更新した。

マンガ

文庫
当第3四半期累計期間は、前年同期を大きく上回る112点(前年同期比17点増)を刊行。

各書籍の売行きについては、「居酒屋ぼったくり」や「異世界でカフェを開店しました。」などの人気シリーズが好調に推移し、売上を牽引した。

「霧原骨董店」など、新ジャンルの「キャラ文芸」の書籍を刊行するなど、前四半期に引き続きジャンル拡大に向けた取り組みにも積極的に注力した。

それにより、当第3四半期累計期間の売上高は前年同期を上回る金額となった。

文庫

その他
当第3四半期累計期間の刊行点数は前年同期と同数の18点を刊行。

絵本やライト文芸、ビジネス書といった幅広いジャンルの書籍を刊行し、取扱いジャンルの拡大に向けた取り組みを行ってきた。しかし、当期間の売上高は前年同期を下回る結果となった。

その他

以上の結果、当第3四半期累計期間の売上高は35億5356万円(前年同期比18.8%増)、営業利益は9億7861万円(同112.7%増)、経常利益は9億7896万円(同112.7%増)、四半期純利益は6億2654万円(同113%増)となった。特に当第3四半期会計期間においては、売上高、利益ともに過去最高を更新した。

アルファポリス書籍

関連サイト

株式会社アルファポリス公式サイト
平成31年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
平成31年3月期第3四半期決算説明資料

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