Aiming、既存タイトルのコストコントロールで赤字縮小 営業損失14億円 平成30年12月期決算

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新規タイトル3作リリースも、配信時期の関係で売上に結びつかず。『ログレス』と『CARAVAN STORIES』が売上をけん引。

株式会社Aimingは、平成30年12月期決算を2月14日(木)に発表。当期連結経営成績については、売上高は73億1400万円(前期比7%増)、営業損失は14億8600万円(前年同期は営業損失29億4900万円)、経常損失は15億900万円(前年同期は経常損失29億4700万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は15億5300万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失29億7200万円)となった。

決算

経営成績に関する説明

今期については、オンラインゲーム事業の成長とシェアの拡大を目指し、既存タイトルの拡充と新規タイトルの開発に取り組んできた。

既存タイトルについては、『剣と魔法のログレス いにしえの女神(以下、ログレス)』が、サービス開始から5周年を迎えた。ゲーム内バランスを調整しながら課金施策を行なったことで、課金ユーザー数が低調に推移した時期もあったが、新ジョブの追加や有名IPとのコラボレーションにより課金需要を創出したことで、売上をけん引した。

『CARAVAN STORIES』についても、サービス開始から1周年を迎え、完全オリジナルタイトルでありながら、年間を通じて高いユーザー継続率を維持したことで、『ログレス』とともに売り上げを支えるタイトルに成長した。さらに同ゲームは、2018年4月にPC版、2018年7月に繁体字版のサービスを開始し、1つのタイトルをさまざまなプラットフォームで展開し、利益を最大化するワンリソースマルチユースにも取り組んだ。今後は、簡体字版や家庭用ゲーム版のサービス開始も予定しており、本取り組みは継続して行なっていく。

新規タイトルについては、株式会社スクウェア・エニックスとの共同開発タイトル『ゲシュタルト・オーディン』の開発と運営を担当。株式会社バンダイナムコオンライン提供の『戦国大河』など3本を配信した。

グループの売上高については、新規タイトルのサービス開始が第4四半期に集中したため売上への影響は限定的であったが、『CARAVAN STORIES』が年間を通じて売上貢献したことで、前期比で増加した。

費用面では、適切なコストコントロールを実施。さらに、自社完全オリジナルとして開発していたタイトルを共同開発タイトルに移行することで増加する開発費用に対するリスク軽減をはかり、これまでにかかった開発費用を、共同開発の相手先負担分として減額したことから、前期比で営業損失が縮小した。

以上の結果、当連結会計年度における売上高は73億1400万円(前期比7%増)、営業損失は14億8600万円(前年同期は営業損失29億4900万円)、経常損失は15億900万円(前年同期は経常損失29億4700万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は15億5300万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失29億7200万円)となった。

関連サイト

株式会社Aiming公式サイト
平成30年12月期決算短信〔日本基準〕(連結)

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