調達した資金は、eスポーツプレイヤーをつなぐウェブサービス「e-mode」の開発や企業の運営体制強化に使用。
Crosshare株式会社(以下、Crosshare)は、NOWやインキュベイトファンドから、第三者割当増資によるシードラウンドで資金調達を行なったことを発表した。
Crosshareは、eスポーツ業界の発展を後押しするインフラ構築を目的に設立した企業。ユーザー目線でのサービス設計を行なっており、現在はプレイヤー間をつなぐためのウェブサービス「e-mode」を開発中だ。
今回の資金調達により、開発と運営体制を強化し、「e-mode」の開発を進めるほか、後続サービスの設計開発を行なう予定。
本発表に伴い、Crosshare代表取締役の荒木稜介氏が以下のコメントを寄せた。
株式会社Crosshare 代表取締役 荒木稜介氏
「私が日本のEsportsに興味を持ったきっかけは、小学4年生の時にアメリカに引っ越し6年間暮らす中で海外のEsportsシーンに強い憧れを抱いたことから始まります。ゲーム大国と呼ばれる日本にEsportsという文化が広まれば、社会にとっては新たなエンターテイメント、人々にとっては新たな生きがいになり得ると考えた結果、Crosshareという会社を設立し、ベンチャーキャピタルから投資を受けることとなりました。
中でも私が注目したのは、日本に住むゲーム経験者の多さです。私はEsports産業の礎にあたる一般ゲーマーの間で気軽に誰かと対戦したり協力したりする機会が増えれば、自然と国内のプロシーンのレベルは高まり、業界全体の繁栄に繋がると考えています。そのために、私はe-modeを通じて日本のゲーマーが世界レベルへとステップアップする仕組みを作っています。
また、ゲーム上のオンラインコミュニティの横の繋がりを強化したいという思いの一環で、去年の11月に、Esports業界関係者やEsportsに興味を抱いている若年層が参加するオンラインコミュニティ「Esportsの会」を共同設立しました。私は4人の共同主宰者の1人として、5000人超のコミュニティ運営に携わっています。」