創通、ライツ事業の売上増加で増益 営業利益13億円 平成31年8月期第2四半期決算

創通

メディア事業が計画通りに推移も、プロデュース作品やイベント受注の減少で減収減益。出資アニメ作品の好調でライツ事業が堅調に推移。

株式会社創通(以下、創通)は、平成31年8月期第2四半期決算を4月11日(木)に発表。当期連結経営成績は、売上高は68億3600万円(前年同期比23.2%減)、営業利益は13億6300万円(同5.9%増)、経常利益は13億7400万円(同1.1%増)、親会社に帰属する四半期純利益は9億3700万円(同2%減)だった。

創通 決算

経営成績に関する説明

当連結期では、中核であるアニメーション作品やエンタテインメントコンテンツのプロデュースで、よりよい企画やビジネススキームを提案することで、新スポンサーの獲得に注力。あわせて、新しい二次利用の市場を開拓し、アニメキャラクターの版権ビジネスを拡大するという方針のもと、事業展開を行なってきた。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は68億3600万円(前年同期比23.2%減)、営業利益13億6300万円(同5.9%増)、経常利益13億7400万円(同1.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益9億3700万円(同2%減)だった。

セグメント毎の業績は以下。

メディア事業
継続番組の「それいけ!アンパンマン」のほか、「色づく世界の明日から」「ガーリー・エアフォース」などの新作アニメ番組などへ、制作出資や製作委員会の組成、共同運営、プロデュース事業を行なってきた。

期初の計画通りに推移したが、プロデュース作品の減少や、自社が管理するキャラクターを使用した新規販促・集客キャンペーン、イベントの受注が減少した。それにより、前年同期に比べて売上高が減少した。

上記の結果、メディア事業の売上高は38億2900万円(前年同期比40.8%減)、営業利益2億800万円(同36%減)となった。

ライツ事業
「ガンダム」シリーズに関しては、玩具やアーケードゲーム、遊技機における版権収入が増加。

「ガンダム」シリーズ以外でも、出資作品が好調に推移し、製作委員会からの配分金収入が増加したことで、前年同期比で売上高が増加した主な要因となった。

上記の結果、ライツ事業の売上高は27億1200万円(前年同期比25.9%増)、営業利益11億7100万円(同20.4%増)となった。

スポーツ事業
プロ野球のオフシーズンにあたるため、売上額自体は大きくないが、概ね期初の計画通りに推移している。

上記の結果、スポーツ事業の売上高は2億9400万円(前年同期比5.5%増)、営業利益2900万円(同22%増)となった。

関連サイト

株式会社創通公式サイト
平成31年8月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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