書店運営会社文教堂、店舗運営体制の見直しや特別損失の計上などで営業損失3億円 2019年8月期第3四半期決算

文教堂

売上好調の文具売場を拡大するなどのリニューアルと不採算店舗の閉店を実施。組織体系の変更で運営体制の見直し、売上と収益力を強化。

株式会社文教堂グループホールディングス(以下、文教堂)は、2019年8月期第3四半期決算を7月12日(金)に発表した。当期連結経営成績は、売上高190億700万円(前年同期比9.8%減)、営業損失3億5100万円、経常損失4億2800万円、親会社株主に帰属する四半期純損失5億1300万円となった。

2019年8月期第3四半期決算

経営成績に関する説明

文教堂グループについては、2018年8月期において債務超過となったことから、抜本的な経営改革を断行するため経営体制の見直しを実施。「2.四半期連結財務諸表及び主な注記 (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 (継続企業の前提に関する注記)」に記載した通り、事業再生ADR手続を利用し、債務超過解消に向けた計画策定に着手することになったと発表。

当第3四半期連結累計期間の経営成績については、事業構造改革によるスクラップアンドビルドとして、売上が好調な文具売場の拡大などによる店舗リニューアルを進める一方、20店舗の不採算店舗を閉店した。

また、組織体系の変更により店舗運営体制を見直し、売上の拡大と収益力の向上に努めてきた。

利益については、グループが保有する土地・建物の売却益2346万円、店舗の休業等による受取補償金2465万円を特別利益として計上した。さらに、スクラップアンドビルドに係る固定資産除却損5711万円、閉店予定店舗についての減損損失5303万円を特別損失として計上した。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は190億700万円(前年同四半期比9.8%減)、営業損失は3億5100万円(前年同四半期は営業損失7500万円)、経常損失は4億2800万円(前年同四半期は経常損失1億600万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は5億1300万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失1億7900万円)となった。

関連サイト

株式会社文教堂グループホールディングス公式サイト
2019年8月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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