ネットマーケティング事業では電通グループとの業務提携が計画通りに進行。『GANMA!』の規模拡大を目的としたプロモーションを実施。
株式会社セプテーニ・ホールディングス(以下、セプテーニHD)は、2019年9月期第3四半期決算を7月30日(火)に発表した。当期連結経営成績は、収益126億4800万円(前年同期比9.7%増)、営業損失2億4400万円(前年同期は8億2600万円の営業利益)、Non-GAAP営業利益16億2400万円(前年同期比94.1%増)、親会社の所有者に帰属する四半期損失10億1400万円(前年同期は7億6800万円の親会社の所有者に帰属する四半期利益)だった。
経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間において、主力のネットマーケティング事業では、顧客数の増加や大型顧客との取引拡大により収益が順調に拡大した。また、電通グループとの業務提携が当初の計画通りに進捗した。
メディアコンテンツ事業では、マンガアプリ『GANMA!』を含む各事業の成長によって大きく増収し、赤字幅が縮小した。
一方、持分法適用関連会社であるアクセルマーク株式会社については、セプテーニHDの持分法適用関連会社からの除外により、残存持分を公正価値で測定したことで持分法による投資損失を当第2四半期連結会計期間に計上した。
また、海外連結子会社であるLion Digital Global LTD(以下、Lion社)が、買収当初に見込んでいた事業計画を下回って推移する見通しとなり、IFRSに基づく減損テストを実施。将来の回収可能性を検討した結果、買収時に認識したのれん及び事業用資産の減損損失18億1200万円を当第3四半期連結会計期間に計上することになった。
以上の結果、収益は126億4800万円(前年同期比9.7%増)、営業損失は2億4400万円(前年同期は8億2600万円の営業利益)、Non-GAAP営業利益は16億2400万円(前年同期比94.1%増)、親会社の所有者に帰属する四半期損失は10億1400万円(前年同期は7億6800万円の親会社の所有者に帰属する四半期利益)となった。
セグメント毎の業績は以下。
ネットマーケティング事業
インターネットを活用した包括的なマーケティング支援サービスを企業向けに展開。
当四半期においては、国内市場における顧客数と大型顧客の出稿が順調に増加した。海外市場では北米地域は堅調な一方、アジア圏では低調な推移であった。
電通グループが取り扱うネットマーケティング案件の広告運用の支援や、ナレッジ、テクノロジーの提供等が計画通り進捗したことが、収益拡大に貢献した。
上記の結果、収益は114億4600万円(前年同期比6.4%増)、Non-GAAP営業利益は36億7600万円(同16.2%増)となった。
メディアコンテンツ事業
マンガアプリ『GANMA!』を展開するマンガコンテンツ事業の他、採用プラットフォーム事業、社会貢献プラットフォーム事業、医療プラットフォーム事業、育児プラットフォーム事業等が属している。
当四半期においては、『GANMA!』の規模拡大を目的としたプロモーションを継続的に行なった。『GANMA!』を含む各事業の増収により、赤字幅が縮小した。
上記の結果、収益は14億1300万円(前年同期比42.4%増)、Non-GAAP営業損失は6億8600万円(前年同四半期は8億2100万円のNon-GAAP営業損失)となった。