「赤毛のアン」などで作画監督やキャラクターデザイン、「耳をすませば」で監督を務めた人物。スタジオジブリの協力のもと原画やイメージボードなど500点以上を展示。
中京テレビ放送株式会社は、スタジオジブリの全面的な協力のもと、アニメーター近藤喜文氏に関する展覧会「この男がジブリを支えた。近藤喜文展」を、9月16日(月祝)まで三重県総合博物館で開催している。
近藤喜文(1950-1998)は、新潟県五泉市で生まれ育ち、高畑勲監督、宮崎駿監督の両名から厚く信頼を寄せられた日本屈指のアニメーター。高畑監督の「赤毛のアン」や「火垂るの墓」など、日本のアニメーション史に残る名作で、作画監督やキャラクターデザインを務め、1995年には「耳をすませば」の監督も務めた。
アニメ制作の第一線で活躍してきた近藤氏が描きだす丁寧で繊細な絵は、多くのアニメーターに影響を与えてきた。
今回の展覧会では、スタジオジブリの協力のもと、近藤氏が関わったアニメーションの原画やイメージボード、スケッチなど500点以上を展示する。
「ルパン三世」や「未来少年コナン」など、近藤氏のアニメーター初期時代の作品をはじめ、高畑監督、宮崎監督と出会った「赤毛のアン」「名探偵ホームズ」などの作品、その後の新たな世界を切り開いていた時期の作品などが公開されるだけでなく、企画だけで成立しなかった(お蔵入り)作品のラフスケッチや、日米合作映画「リトル・ニモ」のために作成したパイロットフィルムなども展示される。
他にも、「火垂るの墓」「おもひでぽろぽろ」のキャラクターデザインやイメージボード、「魔女の宅急便」のイメージボード、「紅の豚」「もののけ姫」などの原画、近藤氏唯一の長編監督作品「耳をすませば」の絵コンテ、キャラクター設定、セル・背景原画など、スタジオジブリ時代の作品も多数展示されるとのこと。
また、原画をパラパラできる体験コーナーや、「耳をすませば」に登場するキャラクター ムーンと一緒に写真が撮れる撮影コーナーなど、家族で楽しめる催しも行なわれている。
イベント概要
タイトル:この男がジブリを支えた。近藤喜文展
会期: 2019年7月6日(土)~9月16日(月祝)
観覧時間: 平日9:00~17:00、土日祝日9:00~19:00
(ただし入場は閉場30分前まで)
休館日:毎週月曜日(9月16日は開館)
会場: 三重県総合博物館(MieMu:みえむ)
三重県津市一身田上津部田3060
観覧料:一般1,300円、大学生800円、小中高生500円
お得なペアチケット(2枚1組)2,300円
※未就学児童は入場無料
※身体障がい者手帳等をお持ちの方とその付添の方1名様は観覧料無料。
※各種割引の併用はできません。
主催:近藤喜文展実行委員会(三重県総合博物館、中京テレビ放送)
共催:中日新聞社
後援:近畿日本鉄道、三重交通
企画制作協力:スタジオジブリ、三鷹の森ジブリ美術館
公式サイト: https://www.ctv.co.jp/event/kondo/