タカラトミー、「ベイブレードバースト」の販売減少等により減収減益 営業利益5億円 2020年3月期第1四半期決算

タカラトミー

「トミカ」などの定番商品、映画『トイ・ストーリー4』関連商品などが好評。TOMY Internationalでは第2四半期に大型商品を投入予定。

株式会社タカラトミー(以下、タカラトミー)は、2020年3月期第1四半期決算を8月7日(火)に発表した。当期連結経営成績は、売上高352億8800万円(前年同期比7.9%減)、営業利益5億5500万円(同66.8%減)、経常利益2億4300万円(同87.8%減)、親会社に帰属する四半期純利益2億6500万円(同78.4%減)だった。

タカラトミー決算

経営成績に関する説明

国内市場においては、定番商品である「トミカ」単品や大人向けの「トミカプレミアム」などの販売が好調に推移した。「プラレール」においては発売60周年の各種企画の効果やテレビアニメ「新幹線変形ロボ シンカリオン」商品の堅調な推移もあり、販売が伸長した。また、動物や恐竜をモチーフとした「ゾイドワイルド」の販売も堅調に推移するとともに、4月から新しいボーイズホビー商品「爆丸」のテレビアニメ放送と玩具展開を開始した。

フォトジェニックなサプライズドール「L.O.L.サプライズ!」が、引き続き人気を集めるとともに、ディズニー/ピクサーのアニメ映画『トイ・ストーリー4』の関連商品の販売が好調であった。

一方で、今期で発売5年目を迎える「ベイブレードバースト」は、会社想定以上の販売を維持したが、前年同期比では減少。トレーディングカードゲーム「デュエル・マスターズ」も競合の影響などにより、販売が減少した。

TOMY Internationalグループにおいては、第2四半期に向けてグローバル大型商品の投入準備が進行している。売上高は、前年同期まで展開していたキャラクター玩具の販売が終了したことなどから減少する結果となった。

売上高については、国内の「トミカ」や「プラレール」、「L.O.L.サプライズ!」、ディズニー/ピクサーのアニメーション映画『トイ・ストーリー4』関連商品などが好評であったが、「ベイブレードバースト」の国内と韓国での販売減少、海外子会社におけるキャラクター玩具の販売終了などにより、期初の想定並みの結果になった。

営業利益に関しては、売上高減少による売上総利益の減少と、広告宣伝費を前年同期並みに投資するとともに、研究開発を積極的に展開する一方で、物流費やその他経費の削減により販売費と一般管理費が前年同期水準であったことから減少した。

経常利益も営業利益の減少に加え、為替差損を計上したことなどから減少した。

以上の結果、売上高は352億8800万円(前年同期比7.9%減)、営業利益は5億5500万円(同66.8%減)、経常利益は2億4300万円(同87.8%減)、親会社に帰属する四半期純利益は2億6500万円(同78.4%減)となった。

関連サイト

株式会社タカラトミー公式サイト
2020年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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