ピクシブ、Webアプリケーション上で扱える開発者向けライブラリ「pixiv three-vrm」をオープンソース化

専門知識を持たないWeb開発者でも簡単に3Dアバターモデルが扱えるもの。今後も新機能の開発やメンテナンスを行なっていく予定。

ピクシブ株式会社（以下、ピクシブ）は、3Dアバターモデルを用いたWebアプリケーションの開発が、より簡単になるWeb開発者向けライブラリ「pixiv three-vrm」を、2019年9月12日（木）からオープンソースとして公開することを発表した。

「pixiv three-vrm」は、人型3Dアバターモデルのデータを扱うためのフォーマット「VRM」を読み込み、Webブラウザに表示するためのライブラリ。3Dアバターモデルを扱うための専門的な技術知識を持たないWeb開発者でも、VRMで記述されたモデルデータを、より簡単にWebコンテンツ上で扱うことができるようにするものだ。

本ライブラリは「Three.js」という、Web上での3DCGアプリの開発が容易になるJavaScriptライブラリ上で活用可能。これにより開発者は、従来よりも簡単に3Dアバターの表示やポーズ、表情などの制御がWeb上で行えるようになる。

これまで「pixiv three-vrm」は、ピクシブ提供の3Dアバター共有プラットフォーム「VRoid Hub」のWebページ上で、ユーザーが投稿した3Dキャラクターを動かすために開発され、これまで3Dキャラクター事業「VRoidプロジェクト」で培ってきた3Dアバターモデルに関する技術的な知見を活かして開発された。

オープンソースライブラリとして公開後は、3Dキャラクターがより多くの場面で活用されることを目指し、コミュニティの開発者とともに新機能の開発やメンテナンスを行なっていく予定だ。