地元自治体をはじめとする地域や作品の協力のもと、聖地巡礼ツアープランを開発。第1弾は「青ブタ」「氷菓」「ハルヒ」を10月に提供。
otomo株式会社（以下、otomo）は、一般社団法人アニメツーリズム協会（以下、アニメツーリズム協会）と連携して、アニメ作品の舞台になった土地を巡る、インバウンド旅行者を対象にした公式の聖地巡礼ツアープランを共同開発したことを発表した。
アニメ文化は日本が世界に誇るコンテンツであり、海外でのアンケート調査ではアジア圏で56％、欧州で75％もの人が、「アニメ・マンガ・ゲーム」をきっかけに日本へ興味を持ったと回答した。海外から日本を訪れる旅行者も年々増加しており、2018年には3100万人超を記録し、旅行者のニーズも多様化している背景がある。
そのなかで、アニメファンが作品の舞台になった土地を巡る「聖地巡礼」が話題になり、多くの旅行者が各地の聖地を訪問している。
しかしながら近年、聖地を訪れる旅行者と地域住民とのトラブルも目立つようになり、「観光公害」が懸念されるようになった。「持続可能な観光」の実現が求められるなか、otomoとアニメツーリズム協会は、地元自治体をはじめとする地域や作品の協力のもと、聖地巡礼の公式ツアープランを開発。
公式聖地巡礼ツアーでは、専属のガイドがアニメ作品に登場する実際の場所や建物を案内し、舞台になった地域を巡るほか、地域の魅力的な観光スポットなども紹介する。また、ツアー参加者は、ツアー限定グッズを訪問先の「聖地」で受け取れる。
第1弾ツアーとして、「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」「氷菓」「涼宮ハルヒの憂鬱」の聖地を巡るツアーを、2019年10月にリリースする。
「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」聖地巡礼ツアー（神奈川県藤沢市/5.5時間）
聖地巡礼！アニメ「氷菓」の舞台・高山を訪れるツアー（岐阜県高山市/5.0時間）
アニメ聖地巡礼の元祖！「涼宮ハルヒの憂鬱」の舞台を旅しよう！（兵庫県西宮市/4.5時間）
今後は順次作品のラインナップを拡大する他、インバウンド旅行者の多様化するニーズに応え、旅行体験の向上をはかるとともに、アニメツーリズムを通じた地域観光の振興に貢献することを目指していく。
「公式アニメ聖地巡礼ツアー」特設ページ： https://otomo-travel.com/ja/s/unique_experience_japan/
