管理キャラクターを利用した販促や集客キャンペーンの受注、「ガンダム」の遊技機に関する商品化権収入が増加。
株式会社創通(以下、創通)は、2020年8月期第1四半期決算を1月10日(金)に発表した。当期累計経営成績に関しては、売上高36億7100万円(前年同期比13.9%増)、営業利益7億700万円(同5.6%増)、経常利益6億9200万円(同2.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益4億7700万円(同3.6%増)だった。
経営成績に関する説明
創通グループでは、中核であるアニメーション作品やエンタテインメントコンテンツのプロデュースにおいて、より良い企画やビジネススキームの提案により、新しいスポンサーの獲得に注力。それとともに、新たな二次利用の市場を開拓し、アニメーションキャラクターの版権ビジネスを拡大する方針のもと、事業を展開してきた。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は36億7100万円(前年同期比13.9%増)、営業利益は7億700万円(同5.6%増)、経常利益は6億9200万円(同2.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億7700万円(同3.6%増)となった。
セグメント毎の業績は以下。
メディア事業
継続番組である「それいけ!アンパンマン」の他、「ガンダムビルドダイバーズRe:RISE」「超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!」「アズールレーン」「戦×恋(ヴァルラヴ)」などの新作アニメに関する製作出資や製作委員会の組成、共同運営、プロデュース事業を展開した。
収益に関しては、期初の計画通りに推移したが、管理キャラクターを利用した販促や集客キャンペーン、イベントの新規受注が増加したことで、前年同期比で売上が増加した。
就職情報事業を行なう子会社の株式会社ジェイ・ブロードの業績は、採用広告収入が前年同期に比べて減少した。
上記の結果、売上高は21億9000万円(前年同期比15.0%増)、営業利益6400万円(同13.1%減)となった。
ライツ事業
収益に関しては、概ね計画通りに推移した。
「ガンダム」シリーズについては、遊技機に関する商品化権収入が増加したこと、「ガンダム」シリーズ以外については「メルクストーリア」をはじめとするアニメ作品の商品化権収入及び番組版権収入が増加したことで、売上が増加した主な要因となった。
上記の結果、売上高は14億6100万円(前年同期比14.7%増)、営業利益6億700万円(同7.6%増)となった。
スポーツ事業
プロ野球のオフシーズンにあたるため売上額自体は大きくないが、今期は主要取引先によるスポット広告がなかったことにより、前年同期に比べ売上高が減少した。
上記の結果、売上高は1900万円(前年同期比57.2%減)、営業損失700万円(前年同期は営業損失500万円)となった。