サイバーエージェント、AbemaTVの赤字も新規ゲームと広告事業が業績に貢献し前年比44%増の大幅増益 2020年9月期第1四半期決算

サイバーエージェント

中長期の柱への育成としてネットテレビ「AbemaTV」に投資を継続中。既存ゲームに加えて新作タイトルの好調でゲーム事業は前年同期比60%の増益。

株式会社サイバーエージェント(以下、サイバーエージェント)は、2020年9月期第1四半期決算を1月29日(水)に発表した。2020年9月期第1四半期における業績は、売上高1156億8100万円(前年同期比4.4%増)、営業利益77億3300万円(同44.6%増)、経常利益77億2400万円(同49.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益14億5600万円(同58.9%増)だった。

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経営成績に関する説明

2020年9月期のサイバーエージェントグループは、スマートフォン市場の成長を取り込みながら、中長期の柱に育てるために「AbemaTV」に投資してきた。

株式会社Cygamesや、株式会社Craft Egg、株式会社サムザップなどが属するゲーム事業については、既存タイトルが堅調に推移したことに加え、『ワールドフリッパー』や『ブレイドエクスロード』といった新規タイトルが業績に貢献。あわせて広告宣伝費などを適正化したことで、売上高は352億5100万円(前年同期比3.1%減)、営業利益は51億1800万円(同60.3%増)を計上した。

ゲーム事業 売上

インターネット広告事業本部や、株式会社CyberZなどのインターネット広告事業においては、新規開拓したクライアントの広告取扱高拡大に注力したことで、売上高673億2200万円(前年同期比8.1%増)、営業利益56億6200万円(同33.7%増)となった。

サイバーエージェントインターネット広告事業売上

コーポレートベンチャーキャピタル、株式会社サイバーエージェント・キャピタルにおけるファンド運営などを行なう投資育成事業の業績については、売上高29億5300万円(前年同期比24.2%減)、営業利益26億6500万円(同21.5%減)と、前年同期比で微減となった。

株式会社CAM、株式会社マクアケ、株式会社ゼルビアなど、その他事業では、売上高46億4300万円(前年同期比1.3%増)、営業利益2億8800万円(同932.1%増)だった。

今後に関しては、引き続き「AbemaTV」を育てつつ、マネタイズ施策を強化。さらに広告事業においては新規開発した広告主の取り扱い高の拡大を目指し、ゲーム事業では主力タイトルの運用強化と『キックフライト』『グランブルーファンタジー ヴァーサス』など新作をリリースしヒットを狙っていく。

2020年9月期

関連サイト

株式会社サイバーエージェント公式サイト
2020年9月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年9月期第1四半期決算説明会資料

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