2019年の収益やDL数などをもとに、アプリ市場の成長に貢献したパブリッシャーを表彰。TOP52社中、40社以上はゲームアプリ関連企業。
App Annie(以下、アップアニー)は、全世界のアプリパブリッシャーランキングのトップ52を表彰する「トップパブリッシャーアワード2020」の結果を3月24日(火)に発表。2020の結果は1位Tencent、2位NetEase、3位Activision Blizzardと、前回(2019年)と同じ順位と顔ぶれになり、3社は2年連続でそれぞれの順位をキープしたことになった。
日本企業については、5位にバンダイナムコ、13位に株式会社スクウェア・エニックス、18位に株式会社ミクシィなど、ゲームパブリッシャーがランクインした。
この「トップパブリッシャーアワード」は、App Annieが提供しているモバイル市場データ「App Annie Intelligence」において、2019年1月1日~12月31日の期間の収益やダウンロード、MAUといったデータをもとに、アプリ市場の成長に大きく貢献をしたアプリパブリッシャー(アプリ提供企業)に対して贈られる賞で、トランプカードの枚数にならってトップ52社を選び、表彰を行なっている。
過去数年間に選出されている企業には、「強力なIPを保有していること」、「ゲーム以外の潤沢な収益柱」、「グローバルプレゼンス」、「新作のヒット率」のうち、いずれかの要素を保有している傾向があるとのこと。
今回のアプリパブリッシャーの収益ランキングでは、52社のうち40社以上がゲームアプリのパブリッシャーから選ばれたが、この傾向は2016年から4年間変化が無く、アプリストア全体をみても、72%はゲームパブリッシャーの収益になっている。
ただ、エンターテインメントアプリやマッチングアプリの需要急増を背景に、サブスクリプションモデルの収益が、市場全体の成長を加速させており、マッチングアプリの「Tinder」や「Pairs」を運営する持株会社IACが、ゲームパブリッシャー以外の企業として、はじめてトップ10(10位)にランクインしたほか、DisneyやSea、Moon Activeなどのゲームやストリーミングアプリの新興パブリッシャーも、はじめてTOP52内に入ったという。
App Annieでは、このランキング以外にも、「2016年~2019年における本社所在地別ランクイン数の推移」や「ゲームアプリのマネタイズの変化」「非ゲームアプリ収益ランキング」といったデータを公式サイトで公開している。
トップパブリッシャー:世界収益ランキング(TOP52): https://appannie.com/jp/insights/app-annie-news/top-52-app-publishers-2020/
トップアプリ:日本収益ランキング、 急上昇アプリ: https://appannie.com/jp/insights/app-annie-news/2020-top-publihser-jp-apps-ranking/
トップアプリ:日本カテゴリー別ランキング: https://appannie.com/jp/insights/app-annie-news/2020-top-publishers-jp-categories/