ゲーム分野では制作受託案件やIPを活用した自社開発などを進行中。人手不足といわれるゲーム業界のニーズに向けて業界未経験者向けの育成期間を立ち上げ。
株式会社クリーク・アンド・リバー社(以下、C&R社)は、2021年2月期第1四半期決算短信(連結)を7月9日(木)に発表した。当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高94億8600万円(前年同期比15.2%増)、営業利益10億4900万円(同33.2%増)、経常利益10億6200万円(同34.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7億900万円(同40.1%増)となった。
経営成績に関する説明
2021年2月期第1四半期のクリエイティブ分野(日本)におけるゲーム分野は、C&R社及び連結子会社株式会社クレイテックワークスにおいて、制作受託案件や、IP(知的財産)を活用した自社開発のほか、他社コンテンツとコラボレーションしたイベントを開催している。
また、制作スタジオを核として「クリエイティブ・アカデミー」や「TECH STADIUM」といった業界未経験者のための育成機関を立ち上げ、人手不足といわれるゲーム業界のニーズに着実に対応している。そのほかにも、ゲームの演出効果を高める「VFX」や、世界観を左右する「シナリオ」など、ゲーム開発のキーとなるメンバーが多数所属し、コンシューマー、アミューズメント、ソーシャルゲーム分野の受託開発や運営を進めている。
VR(VirtualReality:仮想現実)への取り組みに関しては、連結子会社である株式会社VR Japanと中国IDEALENSで開発したVRゴーグルで、「VR遠隔医療教育通信システム」などのコンテンツ配信システムの開発や、企業の教育研修、アミューズメント施設、ホテル・観光施設、イベント、展示会など、各ビジネス領域においてハードからコンテンツまでを一貫したソリューションの提供を進めて実績を積み重ねている。
クリエイティブ分野(韓国)については、連結子会社CREEK & RIVER KOREA Co.,Ltd.(以下、CREEK & RIVER KOREA)、連結子会社CREEK & RIVERENTERTAINMENT Co.,Ltd.(以下、CREEK & RIVERENTERTAINMENT)が、クリエイティブ分野(日本)と同様のビジネスモデルを韓国で展開中だ。
CREEK & RIVER KOREAは、韓国の人気スマートフォンゲームを日本含む全世界で配信するライツマネジメント事業を中心に事業を展開している。また、韓国においてTV局へのエージェンシー事業を展開するCREEK & RIVER ENTERTAINMENTの資本構成を見直し、連結子会社へと位置づけを変更した。
今後は、韓国のクリエイターが世界で活躍するための機会の創出等において、C&R社、CREEK & RIVER KOREA、CREEK & RIVER ENTERTAINMENTの三社が一体となり、シナジー効果の発揮を目指していくとのこと。
関連サイト
株式会社クリーク・アンド・リバー社公式サイト
2021年2月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年2月期第1四半期決算説明会