モバイルファクトリー、新型コロナウイルス感染症の影響で収益減 営業利益4億円 2020年12月期第2四半期決算

モバイルファクトリー

新型コロナウイルス感染症の影響で主力の位置ゲームが減収。夏リリース予定の新作『駅メモ! Our Rails』は開発順調。

株式会社モバイルファクトリー(以下、モバイルファクトリー)は、2020年12月期第2四半期決算短信(連結)を7月22日(水)に発表した。当第2四半期連結累計期間における売上高は14億496万円(前年同期比15.5%減)、営業利益は4億3072万円(同20.8%減)、経常利益は4億3277万円(同20.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億9897万円(同12.6%減)だった。

モバイルファクトリー決算 モバイルファクトリー決算ハイライト モバイルファクトリー売上推移

経営成績に関する説明

モバイルファクトリーグループは、新型コロナウイルス感染症の拡大に備えて、2020年2月17日から2020年12月31日までの期間において、原則リモートワークにすることを決定し、業務効率化による生産性向上などに取り組んでいる。

モバイルファクトリー新型コロナウイルス感染症

ソーシャルアプリサービスの位置情報連動型ゲームについては、政府からの緊急事態宣言発出に伴う外出自粛要請を受けて、2月より順次ゲーム内イベントを一部中断及び延期し、移動を伴わない代替施策を行なっている。そんな中、『ステーションメモリーズ!』では、他社IPとのコラボイベントを実施したほか、6月には6周年記念施策を実施した。

駅メモ

その他の位置情報連動型ゲームの『駅奪取』では、コラボイベントの実施等、ゲームを継続して遊んでもらえるような施策を講じてきた。

また、2020年夏までのリリースを目指している新作『駅メモ! Our Rails』については順調に開発が進んでおり、予定通りのリリースを想定している。

駅メモ! Our Rails

コンテンツサービスは、自社で運営している各着信メロディサービスの課金会員数が緩やかに減少しており、リソースを縮小している。

ブロックチェーンサービスでは、目標の「Uniqys SaaS」利用者拡大への取り組みとして、ブロックチェーン技術を用いて発行された所有権の証明のための電子的証票「トークン」を生成・販売する場である「ユニマ(Uniqys マーケットプレイス)」の開発を優先し、コンプライアンス充足に向けての関係各所との協議を進めながら、短期間でのリリースを目指している。

関連サイト

株式会社モバイルファクトリー公式サイト
2020年12月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年12月期第2四半期決算説明資料

モバイルファクトリー