『LoL』における、世界規模の競技イベントやスポーツエンターテインメントのプラットフォーム、情報発信の場としてファンに提供。
アメリカのゲーム会社Riot Games, Inc.(ライアットゲームズ)は、対戦型PCゲーム『リーグ・オブ・レジェンド(以下、LoL)』のポータルサイト「LoL Esports」の立ち上げを発表。今後、『LoL』の競技イベントの情報発信をはじめ、ファンのためのスポーツエンターテインメントのプラットフォームとして活用していくとのこと。
『LoL』は2010年のサービス開始以来、世界最大級の人気を誇っており、2019年に開催されたWorld Championshipの決勝戦では、過去最大となるAMA(平均視聴者数/分)2180万人を記録。その人気は現在も衰えることなく、現在もeスポーツは業界をリードするコンテンツとして、数百名におよぶプロ選手が世界12地域のリーグで競技を行なっている。
2020年のシーズン「Summer Split(国内ではLJL 2020 Summer Split)」では、地域リーグが昨年比で大幅な成長を遂げており、オンラインでのAMAが大きく増加しているという。
ゲーム配信データ分析の専門家であるStream Hatchet(Engine Media/Torque Esports)が公開した報告によると、LPL(中国)、LCK(韓国)、LEC(ヨーロッパ)、LCS(北アメリカ)のLoLプロリーグ上位4地域で、Twitch及びYouTubeの配信のAMAが129%増加していることがわかり、グローバル規模で視聴者数が伸びているようだ。
そういった状況を踏まえて、『LoL』の国際的な競技大会の情報を世界中のファンに公平に届けようと、今回の「LoL Esports」の立ち上げとなったようだ。
今後、「LoL Esports」では、地域リーグやグローバルイベントでみられたトップレベルのゲームプレイなどが楽しめる動画シリーズで『LoL』の魅力とエンターテインメント性の高さを発信していくほか、独自イベントの企画も行なっていくとのこと。
ライアットゲームズ eスポーツ部門グローバルヘッド John Needham氏のコメント
「世界中の人々にLoL eスポーツファンに楽しんでもらうことが私たちの目的です。それは感動的な競技イベント、持続可能な成長、最先端の技術、派手なエンターテインメント、そしてチームとスポーツの誠実さを重視する姿勢などによって支えられる、活気あふれるグローバルなeスポーツエコシステムを構築することから始まります。世界中で数百万人のファンを魅了するスリリングな地域リーグの競技イベントから、Worldsで掲げられるトロフィーまで、すべてが『LoL Esports』のブランドに統合されます」