ウィズコロナ・アフターコロナ時代のイベントの再開と実現に向けて、1台の端末で顔認証と検温が行える端末を開発。
株式会社イープラスと、株式会社バンダイナムコライブクリエイティブは、新型コロナウイルス感染症の拡大防止と、安全なライブエンターテインメントの再開に向けて、完全非接触による高精度な「顔認証＋体表面温度測定」を1台の端末で行なえる入場システムの導入をはじめる。
ウィズコロナ・アフターコロナ時代のイベント再開並びに実現に向けた課題のひとつに入場口での来場者ともぎりスタッフのチケット受渡し時の接触があるが、今回導入をする端末の「顔認証システム」によるチケットレス化と「体表面温度測定」による検温を行なうことで、少人数のスタッフでの運営を可能にすると共に、来場者との完全非接触での対応が可能になる。
顔認証に関しては、イープラスのチケット購入情報と、購入後の「顔登録」データを連携させることで、当日の入場管理端末で来場者データの一元管理が可能になり、イベント当日の紙チケットが不要となるため、来場者も手ぶらで入場ゲートが通過できるようになる。
使用端末：EG‐Keeper／株式会社WDS
また、1台の端末で顔認証と同時に体表面温度測定による検温も行なうことで、入場口での来場者とスタッフの接触がなくなり、万が一、クラスターが発生した時には、購入者データと入場ゲート、座席番号からの追跡も可能になる。
端末は、AIによる高性能な顔認証によって1人あたり0.3秒以内に照会と検温が可能。これらのデータで入場管理を行なうことで不正転売も防止できるとのこと。
顔データ登録：株式会社ロココ
また、オフラインにも対応しており、人が多く集まる場所やネットワーク環境がない場所でも使用可能だそうだ。
現状は10月以降に行なわれる特定公演のみの導入となるが、2020年冬以降により多くの公演で導入できるようサービスを拡大する予定とのこと。また、チケット購入～入場時のオペレーション簡素化もはかり、ウィズコロナ・アフターコロナ時代のイベント入場時における標準化となることを目指している。
