◆キャラクターの成長が楽しい、シンプル操作の爽快横スクロールアクション
2012年にリリースされ、有料配信でありながら40万ダウンロード以上を記録した『FantasyxRunners』に待望の新作が登場。強制横スクロールタイプのシンプルなジャンプアクションゲームだが、独自のアニメーション&ボイスを持つ多彩なキャラクターたちと、彼らの攻撃アクションを決定する数多くの武器が、ド派手な爽快感を演出している。
ゲームには、ゲームオーバーまでの走破距離を競う「冒険」モードと、依頼内容に応じた特定条件のクリアを目指す「依頼」モードのふたつがある。いずれ
ジャンプには、空中でふたたび画面左下をタップすると繰り出せる二段ジャンプがあり、大きな穴や段差、障害物をこれでかわしつつ、迫り来る敵をアタックで掃討していくことが基本的なゲーム内容となる。また、依頼によっては逆に、特定のモンスターを倒さないことで得られるボーナスなどもあるので、プレイヤーの熟練度によって奥行きのある楽しみ方ができるようになっている。
アタック(攻撃)には、キャラクターの装備している武器によって直接攻撃や遠距離攻撃、魔法や属性などが設定されている。ただし、キャラクターと武器のレベルによって、攻撃を連打できる速さが違ってくるので、その速度に応じて攻撃を繰り出すタイミングを調整する必要がある。空打ちすると、次に出てきた敵への攻撃が間に合わなくなってしまうことがあるからだ。
キャラクターは4人のパーティでゲームを開始し、先頭のキャラクターが攻撃を行なう。このキャラクターがダメージを受けて脱落したら、その次のキャラクターの出番だ。途中、回復アイテムを取ることで、一番最後に脱落したキャラクターが復活するため、基本的には能力がもっとも高く、長く走れるキャラクターを一番後ろにし、その間に回復を期待するのがパーティ編成の基本的な考え方となる。
キャラクターや武器は「召喚」システムで新たに入手し、また「合成」システムでそれらの強化を行う形になっている。ランク(レアリティ)の高いキャラクターを入手するためには「クリスタル」が必要になるが、ゲーム中にはほとんど手に入らない。ログインボーナスやレビューボーナスでコツコツと集めよう。
アクションパートの操作自体はシンプルながらも、あらゆる要素に戦略性が組み込まれているため、ついつい繰り返し遊んでしまうのがこのゲームの魅力。また、ある程度慣れてしまうと、延々と終わらない作業になってしまいがちなこのタイプのゲームでありながら、ゲームの進行度によるステージチェンジや、短時間でクリアできる依頼モードのバリエーションの豊かさが、そうした中だるみ感を一切無くしている。
また、前作に比べ、およそ12倍、約150種類に増えたキャラクター、さらには武器とそれらの育成過程が、コレクション性とやりこみ要素に奥行きを添えている。キュートなキャラクターのビジュアルはもちろん、すべてのキャラクターにジャンプアクションやダメージ時、復活時のボイスが用意されているのもうれしい要素だ。最長距離を稼ぎ、より難度の高いクエストをクリアするために、パーティ編成を考える楽しさも相まって、気軽に、しかも長く遊べるゲームといえるだろう。