好きなアーティストのライブに積極的に参加している人を対象にアンケート調査を実施。ファンの50%が配信ライブなら2000円以上支払えると回答。
電子チケットサービス「ticket board」を運営する株式会社ボードウォーク(以下、ボードウォーク)は、音楽ファンのなかでも好きなアーティストのライブに積極的に参加している生活者を「ファン活者」と定義し、彼らを対象にしたコロナ禍の音楽に関わる消費行動の実態に関するアンケート調査の結果を公開した。
アンケート調査概要
調査対象:ticket board会員 473人
男女比:男性24%、女性76%
調査期間:2020年8月6日~2020年8月16日の11日間
ファン活者の消費はコロナ禍でも変化なし
新型コロナウイルス感染症の拡大による影響で、音楽イベントの中止が相次ぎ、チケットの払い戻しなどが発生しているが、8月時点でファン活動に対しての消費に変化があるか調査した結果、「ほぼ例年と変わらない」または「例年以上の金額を使う」と回答した人が多く、リアルライブから有料配信ライブへ消費が移行していることがわかったという。
好きなアーティストの配信ライブについての質問には、リアルタイム視聴の場合のチケット代は、2000~3000円が21%、3000~4000円が19%、4000円以上が10%で、全体の50%が2000円以上支払うと回答したとのこと。
自粛期間中は自宅でファン活継続
緊急事態宣言による自粛期間中に、以前より頻度が上がった行動としては、アーティストによる動画配信の視聴が54.4%、有料動画の視聴も33.1%にのぼり、ファンの活動を自宅で楽しんでいることがうかがえた。
また、動画配信で欲しいサービスについては「見逃し視聴」が63.3%を占め、今後ライブチケットの主流となってくる“電子チケット”に欲しいサービスとして「見逃し視聴」という回答が半数以上の52.8%になったことから、「みたい!」というファン心理が濃く反映された調査結果になっている。